サイレンス・ロット 活発なチームを

http://www.lequipe.fr/Cyclisme/breves2009/20090112_195109_-une-equipe-pour-agir.html


11人が離脱し、11人が加入。
サイレンス・ロットは日曜日にポルトガルでの最後の合宿に出発する。



マネージャーMarc Sergeant

1月20日には帰る。
それからチームの1部は「l'Etoile de Bessèges」に出場。ほかは「カタールツアー」に出場する。



ツールを筆頭にカデル・エヴァンスはチームのリーダーに留まるが、
チームは彼のアシスト面では移籍に成功したわけではない。
スプリンターRobbie McEwenの離脱はワンデーニュースでのチームの構想を大混乱させた。
マネージャーMarc Sergeantによるチーム解明



『バイバイ、MCEWEN と POPOVYCH』

ツール2位のカデル・エヴァンスは山岳ステージに到達すると
即座にたったひとりで、ピレネーで手に入れたマイヨジョーヌを守らなくてはならなくなった。
アシストという輝かしい役割から、ウクライナヤロスラフ・ポポヴィッチ(アスタナ)とイタリアのダリオ・チオーニ(ISD)が早々に逃げだしたからだ。
スプリンターの Robbie McEwen, はチームへの勝利供給人だったが、カチューシャの誘惑につられていった。

Marc Sergeantの視点 :

Robbie McEwen はたくさんわれわれに勝利をもたらしてくれた。
だが、彼は36歳だ。「終わり」を言わなきゃならない年だ。
彼は、決してわれわれが金銭面で競争相手にならないような凄いオファーをカチューシャからもらったんだ。
幸運を祈る、と言いたいね。
同様にポポヴィッチもそうだ。彼は居てほしかったんだが。
でもアームストロングの復帰で、彼のために走りたいというモチベーションが高まってしまったんだ。







『ツールの変更点?』

CSCサクソバンクやアスタナの無敵艦隊に対抗するために、
サイレンス・ロットはカデル・エヴァンスの理想的なアシストを見つけた。
オーストリアのベルンハルト・コールである。
ツールの山岳賞受賞、彼のクオリティーゲロルシュタイナー消滅後も山岳で発揮される予定だった。
EPO・CERAの陽性反応の発覚により、彼の契約は即時に破棄された。
グランツアーを臨める主な加入選手はトーマス・ディッケル(ラボバンク
2006、2007は大活躍だったが、2008はぱっとしなかった。

Marc Sergeantの視点 :

ステファン・シューマッハと対照的に、ベルンハルトコールはドーピングを認めたんだ。
彼は契約を自ら取り消した。
でも事を知ったとき、時すでに遅しだった。彼の代わりを見つけるには・・・

今シーズンは Mario Aerts と Christophe Brandt がカデルの周辺にいるだろう。
セバスチャン・ラング(ゲロルシュタイナー)もチームをタイムトライアルで手助けしてくれるだろう。
トーマス・ディッケルについては、復讐心に期待しているよ。
シーズンはじめ彼の調子に気をつけていきたいが、2008年は彼にとってそんな悪い年じゃなかったと思う。
アムステルゴールドレース(5位)でも、Flèche Wallonne (5位) でも、Liège-Bastogne-Liège (6位)でも
10位以内には入っていた。






『クラシックの新しいオプションは』

Robbie McEwen の離脱はワンデーレースに確実に打撃になるだろう。
ブエルタポイント賞に輝いたGreg Van Avermaet23歳は、早さのある選手だ。
だが、何よりフィリップ・ジルベールの加入はチームの戦略を大きく混乱させる。
昨シーズンのパリ・ツールの優勝者、ベルギーの26歳は円熟期を迎えている。


Marc Sergeantの視点 :

McEwenを見つけるのは難しいよ。いつも勝利をかっさらってくるやつを。
Van Avermaetは小グループでの戦いに勝てることを証明したが、強烈なスプリント勝負じゃ難しい。
スプリント面での未来は、Jurgen Roelandtsにあるな。

レースでは、もっと活発なチームにしたい。
フィリップ・ジルベールはいつも早くから動く。
2度Het Volkでも優勝した。
今年、体重はいつもより軽かったから、アルデンヌのクラシックやミラノ・サンレモで活躍できるだろう。
そのあと、ジロとブエルタに出場する予定だ。