ムレ「疑ったこともない」

http://www.lequipe.fr/Cyclisme/breves2009/20090111_185925_mourey-n-a-jamais-doute.html




優勝候補のプレッシャーも、フランシス・ムレにとってはどこ吹く風だ。
フランスデジューの選手は日曜日、第5回フランス選手権で4度目のタイトルをスプリント勝負で制覇。
自信のほどはこの言葉からもうかがえる。

「一度も疑ったこともない」

レース終了後のインタビューで2人のブイグテレコムの選手を振り切った後の言葉だ。
トリコロールを纏う、シクロクロス最強の男のインタビュー。

Q:フランシス・ムレ、レース展開終盤、どうだったのでしょうか?

結局スプリント勝負だった。
カーブのちょうど前でスティーブ・シェネルをとらえられて、
それはゴール数メートル前、彼がまき直しを図る直前だったんだ。
彼を抜くことができた。
足が痛くなったけど、勝てた。


Q:最終周で2人のブイグテレコムの選手たちに囲まれましたね。勝利を疑いませんでしたか?

いや、勝利を疑ったことなんて今まで一度もないね。
レースはスピードが出そうだったから、大差をつけて勝利することは難しいと思ったんだ。
優勝を狙う選手も多かったし。
前方に位置して、レース展開を把握することに努めた。


Q:スタート地点で、何が起こっていたんですか?

スタート直後にスポークが壊れたんだ。
靴を一度脱いだよ。
レース前半、タイヤ交換まで壊れた車輪で走っていた。
そのとき大体25位ぐらいだったかな。
でも苦せずに列車に乗れたんだ。
経験が役立ったよ。
何も考えなくても先頭集団に追いつくことができた。


Q:もうちょっと早い段階でアタックしてくれたら、と思ってしまったのですが、
努力を要さないスプリント勝負を待っていたんですか?

そう。もっと早めにしかけることもできたけど、体力消耗したくなかったんだ。
ライバルをただ1度のアタックで引き離せるとは思わなかったし。
だからスプリント勝負を選んだんだ。
この方法なら1度で勝利をつかめると確信していたからね。


Q:このタイトルは世界選手権に向けて自信につながりますか?

もちろん。世界選手権だけじゃなく、1月い開催される2つのレースでもね。
(ワールドカップ、ルーベ18日とミラノ25日)
世界選手権はポディウム入り出来たらいいと思うけど、目指すのは優勝だよ。