福島、悪夢の5日間

ムスメの1人が学級閉鎖。我が家もいたるところ滞っている感じです。
15日の記事、遅れました。現状は変わっていることでしょう。


これは違う!ということがこの文章の中にあったら
真っ先に疑うべきは
これを訳した人の間違え(可能性大)
わずかな割合で文章原文が間違えている可能性もあります。
悪しからず。


                                                                                                                                                                                                    1. +


写真は17日の様子@le Monde

http://www.lemonde.fr/japon/article/2011/03/15/cinq-jours-de-cauchemar-a-fukushima_1493299_1492975.html


東京から250㎞地点にある福島第一発電所の、6つの原子炉はまず、地震の揺れの衝撃でマヒしているように思われた。
3月11日金曜日14時46分、大地が揺れた時、稼働中の3つの原子炉は緊急時において即時に停止した。


だが、たび重なるアクシデントの連鎖によって、技術者たちにとって最悪のシナリオに突入する。
:発電装置が地震による津波で浸水、断絶したのだ。
電力なしに、冷却装置は機能停止。原子炉中心部は大量の熱を放出し続ける。


最悪の事態を防ぐため

土曜日早朝、オペレーションセンターのTepcoは、原子炉の1つ、第1号機の圧力をすでにコントロールできなくなっていることを認めた。
原子炉を収容する防御壁の中で、状況は悪化の一途をたどっていた。
温度上昇によって、核燃料を格納するタンクの中の水が蒸気化し、水位の低下はさらなる圧力増加をもたらした。
核燃料を含む核燃料棒は放射線物質を放射し始める。


最悪の事態を避けるため、防御壁の亀裂から、日本の権威者は一時的に減圧弁を開くことを許可した。
: 放射能を含んだ蒸気が防御壁の外へ放出された。
同様にして、オペレーターは原子炉の中心部を冷やす、最後の手段を取る決断を行った。
:通常なら浄水を使うところ、彼らは中心部に海水を注入した。



第1号機の制御室の放射能レベルは通常の1000倍に跳ね上がった。
ヘリコプターから周辺を飛んでいた日本の首相菅直人は、福島第1発電所の周囲10㎞の避難枠を20 kmに拡大。
200 000人が影響を受けた。



連続爆発

数々の努力にも関わらず、地震から24時間あまりたった土曜日15時36分、第1号機の上部が爆破した。
蒸気中の水素が酸素と反応、建物の屋根部分が粉々に飛び散った。
すさまじい状況にも関わらず、日本政府は人々を安心させようとした。
: 1mの厚みのコンクリートでできた防御壁のキャップ部分は無償であると。


だが、多くの人が事の大きさに気付いていた。
放射能事故の深刻さを示す7段階で、この件は4段階目に位置づけられた。
この状況で22人がすでに被爆、他190人は放射線を受けていたと思われる。


この間にも、地震の時に停止していた他の2つの原子炉、第2号機と第3号機の冷却装置も同様に機能を失っていた。
第1号機と同じ筋書きが進行していたのだ


第2号機の水位が懸念されていたその時、
日本政府は第3号機にもガスを放出させるという第1号機と同じ緊急措置を行っていた。
海水が第3号機に注入されたが、この状況を制御するには不十分と思われた。
この状況下において、核燃料を入れる水槽が傷つき、反応の連鎖が起こる危険性が高まり、原子炉の中心部が溶け始める可能性もありうる。


月曜日朝、新たな爆発が2度起こり、衝撃を与えた。
第3号機の屋根部分が膨らんだ。
しかしながら第1号機と同じく、防御壁に損傷はないように思われた。
だが原子力国際委員会は、翌日損傷がなかったことを疑っている。


日本政府、国際機関がチェルノブイリの大惨事のシナリオとは違うと何度も訴える中、
フランスの原子力機関 (ASN) は福島での原発事故の深刻さを、1979年アメリカで起こったスリーマイル島の事故に達したと位置づけた。


最後の防御壁に到達


技術者達が最悪の事態を避けるために、常に活動していたとしても、すべては無駄だった。
:火曜日朝、第2号機の建物の内部で爆発が起こり、気密性が失われた。
IRSNによるこの状況の分析は、状況の深刻さを物語っている。
:第2号機の防御壁の変化を考慮すると、この原子炉の廃棄物は今や漏れ出る段階ではなく、常に露呈していると言えるだろう。
ASNによれば、この原発事故の深刻さはレベル6に達していた。


直近の非常警報は
:地震の時、操業を停止しており危険性がないと考えられていた第4号機だ。
その第4号機が壁部分で爆発が起こり、原子炉を取り囲むコンクリートの防御壁に守られていない、使用済み核燃料の貯留水槽に達したからだ。
放射能の数値は作業員がその場に留まることができない値に達し、
他の場所から状況を監督しながら、作業は行ったり来たりを繰り返しながら行わざるを得なくなった。
わずかな気温上昇も、第5号機、第6号機に影響することが考えられるだろう。


大災害への恐れ


避難区域が30 kmに広がり、原子力発電所周囲の住民は自宅退避を勧告された。
専門家達によると、福島第1原発の作業員の安全性が危険に脅かされているという。
人間としての健康に影響するレベルであることに疑いはない
政府スポークスマンである枝野幸男そう断言した。


日本では、汚染への恐怖が大規模に広がっている。
東京では、午後に低下する前に放射線量が半日で通常の10倍の量に達した。
おそらく2号機の爆発の放射線が、風によって運ばれたからであろう。

Marion Solletty

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専門用語、わかっているようで、ちゃんとわかってない・・・
新聞をちゃんと読もう!!と心に誓う、そんな今日