シャヴァネルのインタビュー

http://www.lequipe.fr/Cyclisme/breves2010/20100705_185417_chavanel-c-est-la-course.html



Q Sylvain Chavanel, 後ろにいる集団が立ち直ったと分かった時、何を考えましたか?


何も考えなかった。
考える時間なんてなかった。
自分がやったことは、ただ全力を尽くしただけだった。(Stockeu峠の下りで)


落車が後方で起こっていることを知っていた。
Jéjé (Jérôme Pineau) が無線機をつかってチームカーに告げていたからだ。
最後はニュートラルになることも !


これはレースの一部分でなんだ。
Jérômeと僕は前にいることを選択した。
このコースのコンディション、にわか雨、すべりいやすい路面、
そんな場合は、常に前にいた方がいいんだ。





Q 第3ステージのパヴェへの恐れで、火曜日もリーダーたちはレースをニュートラルにすると思いますか ?


(皮肉に) こういうステージは、すべて削るしかないね。頂上ゴールだけ残して。
こういうことは僕が理解できないことの一部なんだ。
そんなこともレースの一部分なんだ。
でもどうして明日のレースをニュートラルに?
そうなったら自分にとっては有利だけど。
グランツールを走る選手は、どんなところでもちゃんと走らなければならない。
石畳でも、峠でも、タイムトライアルでも。
どんなところでも走れる選手じゃなくては。

☆↑後ろで起こった惨劇の実情を、多分、知らない人の言葉






Q マイヨジョーヌをいつ考えましたか?いつまでこのジャージをキープできると思いますか?

ゴール20 kmで、ステージ優勝できる凄いチャンスがあることを知った。
いい感触だった。


マイヨジョーヌのことは、考えていなかった。
目標は、まずステージ優勝だ。
マイヨジョーヌが頭に浮かんだのは、ゴール 5 km地点でのことだった。


今、このジャージをパリまでキープすることを考えている(笑)
いいや。できるだけ長くキープしたいと思うだけだ。
これは僕が他に手渡したくないような何かなんだ。
僕は進歩した。だから Roussesまで保とうと思うんだ(山岳第7ステージ)






Liège-Bastogne-Liègeで頭蓋骨を骨折した後、ツールに出れると思っていましたか?


初めの10日間は、全く考えられなかった。
ものすごく頭痛がひどかった。
そのあと、スイス一周にでることを考えていた。
苦しかったけど、1日1日良くなっていった。
それからものすごい勢いでトレーニングした。
でもツール出場が可能だと信じていた。


運命の輪は廻る。
僕は不運を何度も何度も経験した。何度もね。
ゴール 1 km, 2 kmで吸収され続けていた。
それが人生だ。


今回、僕は状況を最大限利用した。
今日は自転車競技生活、最高に嬉しい1日だった。