3月11日

http://www.lequipe.fr/Cyclisme/breves2010/20100310_165439_la-revelation-sagan.html

「 パリ・ニース 新星、覚醒 」 


まだ20歳のスロヴェニア人 Peter Sagan (Liquigas) が水曜日の Aurillac パリ・ニース第3ステージを制した。
このステージ、最終数キロのAlberto Contadorの引きが際立った。
Jens Voigt が総合ジャージを Lars Boomから奪った。



水曜日、1.100 mの上りだけで順位は逆転し、スタートからの序列は覆された。
パリ・ニース第3ステージの最終3㎞で、総合順位がすべて変わったわけではないが、

Alberto Contadorが常に上りにおいて勝っていることを証明して見せた。
たとえ、月曜日の落車で彼に臀部に血腫ができていていたとしても。

LLサンチェスは、チームの引きにも関わらず、まだ勝つことができなかった。
ケスデパーニュは、まるでサンチェスがリーダージャージであるかのごとく、
そしてツール2008のようにステージ優勝を狙っているように1日中引いていた。
赤黒ジャージチームの戦術は、最後の難所で Nicolas Roche (AG2R)がアタックしかけたとき、砕け散った。
そのアタックの後、すぐに Peter Sagan, Tony Martin そして Alberto Contadorが後に続いた。


見たところ第1ステージ後遺症を感じさせないコンタドールは、最終6人の逃げ集団でアタックすら行った。


ステージ優勝を争えないとしても、
Luis Leon Sanchezに4秒差までしか迫れなかったとしても、
総合ジャージの Jens Voigtに20秒差がついていたとしても、


コンタドールは自ら優勝候補であり、、
木曜日のMendeへの準備が万端であることを示して見せた。

Luis Leon Sanchez とケスデパーニュは戦術を練り直さなければならないだろう。
Jens Voigt が Lars Boom の弱点をついてリーダージャージを奪ったように。



第3ステージは雪や薄氷のため50㎞短縮。
http://www.lequipe.fr/Cyclisme/breves2010/20100310_123222_la-3e-etape-raccourcie.html

このステージの勝者はプロローグ5位、火曜日 William Bonnetの次に2位。
20歳のスロバキア人は最後のパンチで Rocheを3位、Joaquin Rodriguezを2位に追いやった。
そして最高速度でこの日の花束を勝ち取った。

Tour Down Underにも出場した、VTTジュニア世界チャンピオンは、今はポディウム候補者の1人になっている。

http://www.lequipe.fr/Cyclisme/breves2010/20100310_175214_-ca-va-se-decider-demain.html

「 Paris-Nice フォイクト 明日決まる 」


Jens Voigt (ALL/現 総合首位)


最後躊躇した。
集団からリードを広げるため、それかステージに勝つために、みんなよく走っていた。
下すのが難しい決断だった。


最終的に、500 mで自分の場所を見つけて、4位だった。
でもそれはマイヨジョーヌを獲得するのに充分だった。
マイヨジョーヌを獲得できて、とてもうれしい。


Mendeでは、難しいだろう。
あの登りはたしか Laurent Jalabertの登りだよね(笑)


明日、勝負が決まるとほぼ確信している。
難しいステージが残っているけど、最後の難所はゴール10 か 20 km地点にある。


スペイン人?アルベルト(コンタドール)は今日、いいアタックをしたし、
Luis Leon Sanchez は昨日スプリント勝負にでた。
彼らはやる気満々だ。まだ勝負はこれからだ。


パリ・ニースに優勝?
できたらいいね。可能だとも思っている。Mendeで上手くいけば...


フォイクトさん、さりげなく譲った?頑張れー!フォイクトさん☆

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http://www.lequipe.fr/Cyclisme/breves2010/20100310_144219_giunti-positif-a-l-epo.html

「 Giunti EPO陽性 」


35歳のイタリア人 Massimo Giuntiが、2月23日のドーピング検査でEPO陽性、仮サスペンションを受けている。
彼はコンチネンタルプロチーム Androni Giacatolliに所属。

UCIコミュニケ

この異常値は、直接、彼に照準を合わせた尿検査から発見された。
なぜなら M. Giunti のバイオパスポート値は異常な推移をみせていたから。

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http://www.lequipe.fr/Cyclisme/breves2010/20100310_170224_le-punch-de-gerdemann.html

「 Tirreno Adr ゲルデマンの一撃 」



氷雪のなか行われた Tirreno-Adriatico 第1ステージは、かなり驚きのシナリオで
ドイツ人 Linus Gerdemann が、スプリンターチームの目の前で4人の逃げ仲間のスプリントを制して勝利。
スプリンターチームは最終数キロで戦略的間違いを犯した。
すべては Rosignano Solvey のための集団スプリントのはずだった。

独走で逃げていたウクライナの Dmytro Grabovskyy (ISD) は容易にコントロールされ、
サーキット2周の前のゴール20㎞で吸収。
はじめの登りで 、見たところ昨年より絞れていないMark Cavendishは遅れ、
集団は2周目でゴムひものようにたるんでしまった。



ゴムひもはゴール6kmで乱された。
Juan Antonio Flecha が最後ののぼりでアタック、
4人の選手がカウンターアタック で応戦した(Gerdemann, Breschel, Lastras、 Paolini)
濡れた路面の管Dりで彼らは集団にリードを広げることに成功し、ゴールまで突き進んだ。


ポディウムガールになれそうな女顔のゲルデマン

論理的にいえば、Breschel (Saxo Bank) や Paolini (Acqua e Sapone)より遅そうなゲルデマンがゴールで両手を挙げた。
晴天でも雨天でも、元ツールドフランスマイヨジョーヌは、マジョルカに続きシーズン2勝目を挙げた。