Gilo di Lombardia

http://www.lequipe.fr/Cyclisme/breves2009/20091017_170542_gilbert-le-cannibale.html

「 ジルベール 人食いと化す 」

Philippe Gilbert はまるで雲の上にいるようだ。
パリ・トゥールの6日後、サイレンスロットの選手はジロディロンバルディアを制した。
Samuel Sanchez (Euskaltel)とのスプリント勝負で勝利、10日間で4度目の勝利をあげた。

鉄のような足をもち、絶頂にあると自信を持ち、完ぺきな戦術、世界チャンピオンをアシストとする。
今シーズン、ぺロトンの疲れは絶好調に達し、10日間無敵のPhilippe Gilbertは勝利をかき集めた。
ベルギー人選手は、レースを理想的なシナリオ通りに実行、完ぺきなパンチでとどめを刺した。
パリ・トゥールでの勝利のように、27歳の選手は土曜日、242 km の行程で彼の時間を待ち、
唯一のアタックをした。
Copa Sabatini, Paris-Tours そしてTour du Piémontに次いで連続4度目の勝利は、
春のクラシックを彼に忘れさせただろう。
(Tour des Flandres3位、Liège-Bastogne-Liège、Flèche Wallonne4位)

「 カデル・エヴァンスを豪華なアシストに 」

ジルベールがゴール7㎞を切った地点でSan Fermo della Battagliaの登りでアタックを仕掛けた時、
唯一 Samuel Sanchez が彼についていくことができた。
だが、スペイン人はすぐに彼の苦痛を感じた。
このレースでの経験にも関わらず、(2006年2位、2007年3位)
オリンピックチャンピオンは最後に足が痙攣、2人のスプリント勝負でなすすべがなかった。
だが、ベルギー人選手は、最後に恐怖にとらわれた。
自転車から降りるやいなや、ジルベールは勝利をカデル・エヴァンスと抱き合って喜んだ。
ジルベールは春のクラシックで、エヴァンスがチームの戦術を台無しにしたことを非難していた。

「 ポディウムにイタリア人選手なし 」

ジルベールエヴァンスの間の抱擁は、何も不自然なものはない。
なぜなら世界チャンピオンは間違うことなく、チームの戦術に従ったのだから。
オーストラリア人は、まず初めに優勝候補達の中を選抜するために、
最後から2番目の難所の、ゴール16㎞地点にあるCiviglioでアタックをしかけた。
それから彼は、最後の力を振り絞って、3人の逃げ、Vinokourov - Fuglsang - Santambrogioを捕えた。
エヴァンスは追走第1集団でゴール。その集団は Alexandre Kolobnev (Saxo Bank)が制し、3位。
ダミアーノ・クネゴは失敗、ランプレは Santambrogioのカードを切ったものの、
星の王子様はすでに勝利を争う力がなかった。
彼の限界は、イタリア人選手の衰退にスポットライトを当てた。
1990年から初めて、イタリア人選手はジロディロンバルディのポディウム入りすることができなかった。

フランス人選手は最後の戦いに絡めなかったことは驚きではない。
Mickael Chérel (Française des Jeux) は50位(48位2'53''差)
Thomas Voecklerは78位。

クラシックの今年の勝者

Milan-Sanremo: Mark Cavendish.
Tour des Flandres: Stijn Devolder.
Gand-Wevelgem: Edvald Boasson Hagen.
Paris-Roubaix: Tom Boonen.
Amstel Gold Race: Serguei Ivanov.
Flèche Wallonne: Davide Rebellin.
Liège-Bastogne-Liège: Andy Schleck.
Clasica San Sebastian: Carlos Barredo.
Cyclassics: Tyler Farrar.
Paris-Tours: Philippe Gilbert.
Tour de Lombardie: Philippe Gilbert

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http://www.lequipe.fr/Cyclisme/breves2009/20091017_205045_-l-etat-de-grace.html

「 状況のおかげ 」

「もし強くて、いいチームにいて、間違いを犯さなければ、普通なら勝てる」
ジロディロンバルディアの勝者、Philippe Gilbert はかなり簡潔に、
この10日間を状況のおかげだと要約した。



「 1.ついに1つになったチーム 」

カデル・エヴァンス

もし、遠慮なく言わせてもらえるなら、もし必要なら、自分は群れをなせない訳ではない。

世界チャンピオンの皮肉な言葉は、ジロディロンバルディアのゴール地点で、
長い間騒がれていたサイレンスロットのチーム内の問題を打ち消すものだった。
5月23日前には1つも勝利がなく、
エヴァンスとジルベールのライバル関係が春のクラシックの間報道されていた。
そしてツール間、このチームはエヴァンスにとってあまりにも弱いものととらえられていた。
ベルギーチームは春のクラシックを待っていた。

ジルベール

チームは力強く働いた。
1日中、それを見ることができた。
強くて、いいチームにいて、間違いを犯さなければ、普通なら勝つことができるだろう。


「 2.計算され、よく狙われたアタック 」


ジルベールはコモを土曜日、HerbierのChrono des Nationsに向けて出発する。
彼は、2月にMajorqueか、 Tour d'Algarveで来シーズンをスタートすると予告。
パリ・トゥールでの優勝で、ジルベールはジロディロンバルディでも最終10㎞の斜面でアタックすることを決めた。
フランスのクラシックでのように、ベルギー人選手は後続を全く気にせず、満を持してアタック。
そして逃げ仲間と次のような会話をした。

ジルベール

サンチェスとゴール2、3㎞で話し合った。
100%一緒に協力しようと。そして最強の方が勝つことにしようと。


Grammont通りでのように、27歳の選手は最終1㎞を瞬きもせず制した。

ジルベール

彼が自分の後ろにぴったりつくのを分かっていた。
でも、最後の数レースで、自分に自信を持っていた。
目でリードを把握した。

「 3. 絶好調のコンディション 」

絶好調のコンディションと、チーム力以上に、
10日間でのジルベールの連続4勝は、特に時の熟した、頂点ともいえる27歳の選手の業績である。

(Coppa Sabatini, Paris-Tours, Tour du Piémont そして Tour de Lombardie)

世界選手権2位、そしてこの土曜日3位だった Alexandre Kolobnev (Saxo Bank)はこう述べた。

コロブネフ

今日、自分は強いと感じた。
でもジルベールがアタックした時、彼は凄いリズムでアタックした。
自分はついていくことができなかった。

ジルベール

これからはモーターを休め、新しいシーズンに備える時だ。
冬のオフを考えても、サイレンスロットの選手はもうすでに2010のスケジュールを課されている。

勝ちたいけど、グランツアーでは無理だと分かっている。
上位10位か15位は、興味がない。
クラシックなら、自分にもチャンスがあるのを知っている。
自分にとって最良の選択だ。

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http://www.lequipe.fr/Cyclisme/breves2009/20091017_182909_losado-touche-au-poignet.html

「 Losado が怪我 」

土曜日のジロディロンバルディアで落車した Alberto Losada (Caisse d'Epargne)は
右手の舟状骨を骨折。
Menaggioの病院のX戦検査のを受けたが、バルセロナに帰ってからも検査を受けなければならない。

☆お大事に・・・