ヴォクレールのインタビュー

http://www.lequipe.fr/Cyclisme/breves2009/20090708_193051_voeckler-pas-devant-pour-la-tele.html

Q Thomas Voeckler, レース最終数キロはどのようでしたか?


よく自分は逃げる選手だ。そう思われてもいる。
でも今日は(水曜日)考えたことのないようなものだった。
ゴール30㎞では、35秒差まで追走集団に迫られた。

Hutarovich は一番スプリントで早いと考えた。
Ignatiev, 彼は戦術能力はあまりないが、身体能力は凄いと思った。
彼が、かなり遠い位置でアタックをしかけたとき、自分にこう言った「もうダメだ。おしまいだ」
でも、それから向かい風になって、後方集団も辛くなったんだ。
円形交差点で、他の3人(Ignatiev, Hutarovich et Kimmer)が右に大きくそれすぎた。
そこで自分は彼らを引き離すために、できる限りの力でアタックした。
彼らはちょっとお見合い状態になって、自分は力の限りペダルを漕いだ。



Q ゴールラインを越える時、あなたは何を考えましたか?


最後に後ろを振り返って、自分にこう言ったんだ「味あおう。長い間走り続けた後なんだ」
素晴らしい勝利の味だった。




Q このステージはどちらかといえばスプリンター向けだったと思うのですが?


でも可能性があると思っていた。
昨日(火曜日)チーム全員とても頑張った。
サクソバンクは、3週間毎日は働きたくないとだろうということも知っていた。

出発地点(本当のスタート地点ではなく)で、
カンチェラーラが自分に「今日は静観しようと思う」と言った。
彼は誰にそれを言ったか、よく分かっていたんだと思う。
テレビに映るために逃げた訳じゃない。



Q あなたがマイヨジョーヌを着た日から、ちょうど5年がすぎて、ツールのステージ優勝をしました。
長い間、それを待っていたんですか?


自分はツール向きの選手ではない。
殆どの観衆は、自分がマイヨジョーヌを着たことがあるということしか話さない。
そんなヤツのことは、それ以来、気にしないことにしていた。

マイヨジョーヌを着た当時、自分はあまり気にされてはいなかった。
それから、常に自分はツールで注目されるようになった。
山岳賞ジャージも着たし、逃げもした。トップ10入りしたこともある。

この勝利は、あの時から走ってきた結果なんだ。
ツールドフランスは長く見えるけど、1シーズン程ではない。
5年前から、自分は時間を無駄にしなかった。
そんな成績が悪いことはなかったし。



Q あなたはこの監督の誕生日にアタックしようと決めていたのですが?


そんなことは考えていなかった。ゴールラインを越えた後、思い出した。
BBox Bouygues Telecomのためにも嬉しいよ。
チームの将来はあまり確かなものではないんだ。
ツールドフランスはショーウィンドーのようなものだ。
この勝利が役に立ってくれれば・・・