シュレック兄弟のコメント


http://www.lequipe.fr/Cyclisme/breves2009/20090426_201547_le-bon-numero-d-andy.html


レース後のプレスカンファレンスで、
アンディ・シュレックは一時トイレに行くためインタビューを中断した。

「ドーピング検査のために、たくさん水を飲まなきゃならなかったんだ!」

キャリア初の独走での大勝利は、兄の方が本人より感動していたようだ。

「兄はちょっと泣いていた。ボクは泣いていない。兄がアムステルゴールドで優勝した時と反対だね!」

ルクセンブルグ自転車界の天才は、チームのアシストなしには不可能だったと今回の勝利について語った。



Q:アンディ・シュレック、こんな大勝利ができると確信していましたか?

ボクは地に足をつけていたいんだ。傲慢になったりしないでね。
今回の勝利はチームなしには成し得ないものだった。


Q:今週1週間はどのようでしたか?

アムステルゴールドレースの後の晩は、フランクの落車をテレビで見て、
この大会への出場は本当に怪しいものだった。
2日間、このレースのことは100%頭になかった。
フランクと一緒にいたんだ。
彼は本当に運が良かった。

Flèche Wallonneで、ボクは強かったけど、勝てなかった。
2位で満足だったけど、がっかりだった。
今日は自分の大好きなコースだし、これ以上のことはできない。



Q:今日、どのようにして勝利をつかみましたか?

la Roche aux Fauconsでリスクを犯した。
チームは自分をそこまで連れてくるのに、ものすごい仕事をしてくれた。
だからどうしてもアタックしたかったんだ。
もし吸収されたら、20位にも入れなかっただろう。
なぜなら自分の力を出し切っていたから。



Q:勝利を渇望していたんですね?

Tour de Saxe で2つステージ優勝したけど、それは全く違う。
去年はチームのために、たくさんのレースで働いた。
ツールドフランスでは、アルブスの1ステージは勝てそうだった。
勝ちたいのはやまやまだけど、自分の理想の勝利は、独走ゴールなんだ。




Q:勝利を確信したのはいつ?

ゴール10㎞で1'30"差がついたとき、自分にこう言い聞かせた。
「追いつかれるなんて、ありえない。」
それはいつも先頭を走っているときに、よく思うことに似ている。
そして集中し続けた。
落車するかもしれないし、パンクするかもしれないし・・・
ゴール500mをすぎて、解放された。


「 これからツールに向けて集中する。今日の今から始めるよ! 」


Q:ツールドフランスでもクラシックでも抜きんでていますね。

ツールドフランスで勝てる選手は、クラシックでも勝てると思う。
フランドルのようなレースでも勝てると思う。来年か再来年にね。
それのことも考えなきゃ。
コンタドールリエージュみたいなレースで勝てると思う。疑いはないね。
兄はシーズンすべて、クラシックとツールを見据えている。
パリ・ルーベを勝てるタイプじゃないと思う。
でもフランドル、ロンバルディ、アムステルは大丈夫だと。




Q:ツールドフランスは?

ボクの夢は、リエージュに優勝することだった。
(ちょっと間をおいて)
ツールドフランスに優勝することも、夢だ。それは本当だ。
いつか、それが達成できたら、とてもうれしいだろうな。
それまでには、やらなきゃならないことが、まだ沢山あるけど。


Q:あなたの世代で一番才能があると思われていますが・・・

まだ自分のトップレベルには達していない。
25、26までは将来の基礎作りだよ。
たくさん努力もしている。
たくさんの才能ある選手たちがいるけど、
多分、彼らよりちょっとだけ僕は努力していると思う。
今夜は、勝利を祝おうと思う。
明日から(月曜日)タイムトライアルのトレーニングをする予定だ。
これから、ボクはツールに向けて専心するよ。
今日、また新たに始まるんだ!




http://www.lequipe.fr/Cyclisme/breves2009/20090426_195926_frank-fier-de-son-frere.html

「 フランクは弟を誇りに思う 」


今日(日曜日)は、自分が優勝したようだった。
アムステルの落車で、ボクは準備ができなかったけど、コンディションはよかったし
何よりアンディが誇らしかった。自分自信が優勝したより、嬉しかったよ。

アンディが逃げている間、彼は何度もカウンターアタックを潰し続けた。
兄は28歳、23位に終わった。

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