2009パリ・ルーベ優勝者の言葉


http://www.lequipe.fr/Cyclisme/breves2009/20090412_193105_boonen-la-plus-dure.html

ボーネン「今までで最もキツかった」


Q トム・ボーネン パリ・ルーベでの3度目の優勝、ヴェロドロームでの独走、これは傑作とも言える勝利ですね?

そのとおりだね。3回の優勝でこのレースが一番キツかった。
第3セクターのパヴェで自分は落車してしまった。
そのあと、脚も左腕もずっと痛んでた。
だからレース初めから辛かったんだ。

でも自分にこう言い聞かせた。
「そんなの問題ない、問題ない」
それから、30㎞で後輪が壊れた。
最終的に交換したけど(ゴール20㎞地点で)いいタイミングじゃなかった。
自分もいい感じじゃなかったけど、他の選手はもっと酷かったみたいだね。
Carrefour de l'Arbreでアタックをかけて、
最後の1秒ずつ後ろを引き離していった。



Q Carrefour de l'Arbre でのフレチャとフスハルトの落車を見ましたか?

セクターのちょうど前でフスハルトがアタックを仕掛けた。
それに自分は反応して1対1になった。

フレチャの落車は見なかった。
パヴェにいるとき、後ろを見るなんて不可能だ。
それにたくさんの観衆がいた。

セクターを抜ける時アタックをかけた。そのあと2、3度後ろを観た。
5秒差、そのうち10秒差になったんじゃないかな。
それから自分を1秒ごとに奮い立たせた。

ポッツアートはすばらしいチャンピオンだ。
このレースは自転車競技のいい宣伝になる。



Q この6人の先頭集団で集団ゴールになるのを避けるためにそうしたんですか?

ゴールを何もせず待つなんて不可能だ。
他の選手が行動をおこすのを待つなんて、頭がいいとは思えない。
サイレンスロットは2人の選手がいて(ホステとJohan Van Summeren)フレチャはローテーションに加わらなかった。



Q この勝利、そしてカヴェンディッシュのようなスピリンターの登場は
クラシック専門というあなたの性質を変えるでしょうか?

自分がすでにやってきたように、自分はもういくつもクラシックタイトルと獲っている。
それは自分の歴史で会って、さらに自分の未来でもあるだろう。
このタイプのレースに一生懸命取り組むことは、自分にとって自然なことなんだ。
スプリントに自分を集中させてトレーニングを限定させるのは更に難しい。
自分は今シーズン2つの目標がある。
今週のフランドルとパリ・ルーベ、それからツールドフランスだ。
春にはスプリントはちょっと放棄するよ。
ツールドフランスでは、ポイント賞をとりに行こうと思う。



Q 今シーズン初め大きな勝利なく、しかもフランドルではチームメートノデボルデルが優勝、
それはあなたにとってプレッシャーになりませんでしたか?

パリ・ニースがボクが優勝できる最後のレースだって言われていた去年よりプレッシャーは感じなかった。
今シーズンは、カタールツアー優勝から調子がよかった。
ゴールではいつもいい感触だった。
ここまで、上手くいっているシーズンだ。
それが今では上出来のシーズンになったよ。
パリ・ルーベの勝利はこれがなきゃって部分だ。
(ケーキの上のさくらんぼ、日本だと苺だけど、重要な部分、見栄えのする部分ってこと)

クイックステップ内のライバル関係は)メディアが作り出した問題だ。
デボルデルとは本当にいい友達だし、自分だってやっかいなヤツじゃないよ。



Q 最終的に、パリ・ルーベはフランドルよりあなたにあったものだったんですね?

自分にとってあまり違いはない。
今週の目標で、自分の力を出し切るレースだ。
これらはかなり似たタイプのレースだ。
とても長い時間の1日間のレースで、一番重要なのは死なないこと、生き残ること、生き残ること。
どうもパヴェは自分にあってるみたいだ。
どうしてかは自分にもわからないけど。



Q これからどんなふうに勝利を祝いますか?

フライドポテトを食べるよ(笑)




レキップのAnthony THOMASさんのインタビュー

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うわ〜〜〜〜〜〜
なんか、あの激闘と、あの素晴らしい栄光の勝利〜〜〜!!
の後の

「フライドポテト(ベルギーではフリットという)を食べるよ」

このなんというか、庶民的というか、温かみというか、親近感というか、
オチてしまいそうです。いや、オチがついたと言うべきか。。。

すばらしいパリ・ルーベでしたね^^

写真はcosvosさん、ありがとう!!