3月12日

http://www.lequipe.fr/Cyclisme/breves2009/20090311_160917_chavanel-a-eu-chaud.html


シルヴァン・シャヴァネルがパリ・ニース第4ステージ終了時点で、リーダージャージを守りきった。
このゴール地点で、クイックステップの選手は稲妻のごときアタックを繰り出したライバル、アルベルト・コンタドールに30秒追いつかれた。
総合では 2位ガラテ(Rabobank)と僅か6秒差。
アスタナのクライマーは4位、首位と36秒差とつめより、優勝候補筆頭であることを証明した。

ステージの優勝者はアメリカ人 Christian Vandevelde、サンテチエンヌに向けて大逃げを決めた。


コンタドール 稲妻のような加速

昨年のパリ・ニースでは、シャヴァネルはリーダージャージをモンヴァントゥーまでの1日しか保持できなかった。
今年、タイムトライアル、フランスチャンピオンは木曜日にもまだマイヨジョーヌを纏ってスタート地点にたつことができる。だが、アドバンテージは縮まった。
日曜日にはGarateやコンタドールのようなクライマーと直接対決になる。

火曜日のふるい落としの罠にはまったスペイン人は、金曜日のリュール峠をまたず、
すぐに彼の得意分野で行動開始した。
アスタナのクライマーはRochetaillée峠 (3級山岳)で加速、あっという間にペロトンと10km差をつけた。
スペイン人は6km下りで追走集団に吸収 (Garate, Voigt, Moinard, Monfort, Schleck, Kreuziger)




ヴァンデベルデが今日の勝者

コンタドールの稲妻のような加速も、クリスチャン・ヴァンデベルデの勝利を妨げることはなかった。

ヴァンデベルデ

日曜日のプロローグでの落車から、こう自分に言い聞かせたんだ。
あらゆる問題を避けて通る一番の方法は、先頭で走ることだ。

ガーミンのルーラー、ツール5位の選手はDumoulin, Kolobnev, Roche, Florencio et Moreno Fernandezらの逃げに加わった。
相次ぐ峠で一区切り、ヴァンデベルデはゴール前20kmで加速した。
それはちょうど逃げに加わらなかったPierre Rolland, Christophe Le Mével et Geoffroy Lequatreのカウンターアタックがかけられる直前であった。


逃げたルカトルとルメヴェル


一人旅のスペシャリストは、サンテチエンヌでシーズン初の成功をおさめた。
13秒差で、フランス人Jonathan Hivert (Skil Shimano) が2着でゴール。
Christophe Moreau (Agritubel) が4位。Amaël Moinard (Cofidis) は6位。




http://www.lequipe.fr/Cyclisme/breves2009/20090311_181651_chavanel-a-souffert.html


シャヴァネル 苦しかった


シルヴァン・シャヴァネル

最後はとても苦しかった。でもこのステージ中の脈拍は155、どうしてかわかったよ!
レース中アタックだらけだった。それがレースだからね・・・
マイヨジョーヌを守れて本当に満足だよ。
それはチームメートの力でしかないんだけど。

マッサージの時、脚が重いって感じてた。
コンタドールのアタックにはびっくりだったけど、焦りたくはなかった。
彼が仕掛けた喧嘩だけど、それはパリニースが彼にとってとても大事なレースだからだ。

彼が行ってしまってから、自分にこう言い聞かせた。まだ1分のアドバンテージがあるってね。
Garateの方がその時は怖かったし。
まあ、また1日マイヨジョーヌを着て走れるなんて、素晴らしいことだよね。
できるかぎり守り通したいよ。そして翌日のもっと大事な(リュール峠)に向けて体を回復させたい。

降参はしないけど、昨日言ったように、夢をみてちゃいけない。
このマイヨジョーヌを失っても、もう1ステージ勝ちに行くつもりだよ。



この手は何〜!?
ジャージよこせと念力?


アルベルト・コンタドール

あのアタックは即興だったんだ。計画なんてしてない。
でもなにか行動を起こそうとは決めていた。
結果、シャヴァネルから数秒、リードを取り返すことはできた。
昨日の5時間もの雨風の中のレース後の、きつい1日だった。

みんな疲れてるよ。それはわかってる。
でもだからこそ行く気になったんだ。
他にももっと強い選手たちが潜んでいるよね。
だからやり続けるよ。




ルイス・レオン・サンチェス

コンタドールがアタックし始めたとき、
ついていこうと思ったけどちょっと待ったんだ。後ろからだれがついていくか。
彼はこういうシチュエーションに慣れてるけど、自分たちが行動を起こすのは下りだ。
金曜日を楽しみにしているけど、ちょっと怖くもあるね!






http://www.lequipe.fr/Cyclisme/breves2009/20090311_130416_wiggins-se-retire.html

第4ステージを前に
・ウィギンズ(妻の祖母の葬式に出席)
・Sylvain Calzati
がレースを棄権


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http://www.lequipe.fr/Cyclisme/breves2009/20090311_115032_armstrong-en-reperage.html

コンタドール悪天候のパリ・ニースで戦っている今、
ランス・アームストロングは彼よりはいい環境でトレーニングに励んでいる。
カルフォルニアツアーの後、テキサスに1週間帰省。
その後、先週末ヨーロッパに飛んだ。
パリに顔を出した後、ニースの近く、南フランスに滞在、
ミラン・サンレモやジロのコースの研究を行っている。


ランス・アームストロング

カルフォルニアツアーの後、よく回復することができた。
Austinのトレーニングの前、数日家でゆっくりしていた。
先週もずっとゆっくりしていた。


Twitterアメリカ人は毎週の予定を少し語っている。
「トレーニングで過去トレーニングした道を数時間走っている。」
「ジロのタイムトライアルの練習をしている。景色がすばらしい」

http://twitter.com/lancearmstrong



Sestri Levante 〜 Rimagiorre間61km、ジロの12ステージはこのようにアメリカ人に研究し尽くされている。
イタリアのメディアによるとBlockhausの上り (ジロ17ステージ)や
ミラノ・サンレモのPoggioも同様に研究されているとのこと。


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http://www.lequipe.fr/Cyclisme/breves2009/20090311_123554_un-coureur-liquigas-arrete.html

リクイガスの選手が逮捕

Gianni Da Ros が水曜日Padoueでドーピング物質の取引の調査において逮捕された。
今シーズンリクイガスでプロ入りしたばかり、
イタリア人の22歳の選手は水曜朝、イタリア警察に逮捕された12人のうちの1人だ。

Da Rosのほか、調査はアマチュア選手たちや、トレーニングコーチ、ボディービル室の責任者にもおよんだ。
ロンバルディ、ピエモンテ、フリウリ・ヴェネチア地区などで64の家宅捜索も行われた。

調査は1年前、テレビのルポルタージュ番組「筋肉とドーピング」で開始された。
その番組はドーピング物質をどのように手に入れるかというのを取材したものだ。
逮捕時、 Da Ros は自転車競技場での合宿中だった。
木曜日、ミラノで予備公聴会が行われる。


http://www.lequipe.fr/Cyclisme/breves2009/20090311_173344_da-ros-suspendu.html

チームはドーピングとの関わりを否定

上記報道の直後、リクイガスチームは、Da Rosのドーピングとの関係を否定するコメントが公表された。
Da Rosはただちにチームからサスペンションを言い渡された。

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http://www.lequipe.fr/Cyclisme/breves2009/20090311_163635_el-fares-cofidis-s-impose.html

Tirreno-Adriatico 第1ステージはコフィディスの新人El Fares

Tom Boonen, Mark Cavendish, Daniele Bennati, Robbie McEwen,...
主なスプリンターが Tirreno-Adriaticoの第1ステージを争った。
だが去年プロ入りしたばかりのフランス人Julien El Faresが勝利を奪った。

Vladimir Duma (Ceramica Flaminia)ととも逃げ始め
コフィディスの選手は最後の最後までペロトンの吸収に抵抗し、
最後の最後にウクライナ人選手を制してトップでゴールした。
El Fares はゴール20km地点から一人旅、後に Duma がくだりで合流した。
集団とは12秒差。
2人の逃げ選手のゴール後、ベンナーティが集団スプリントを制した。

El Fares

今日はちょっとついてた。
アタックをかけたとき、Dumaが後をついてきた。で2人で協力し合っていけたんだ。
ペロトンはボクたちを吸収してしまうと思っていたけど、追い風に背中を押されたんだ。
スプリンター集団はゴール前ちょっと躊躇していた。
だから、スプリントで自分は勝てるって確信したんだ。

コフィディスでの2年目のシーズン、自分の実力を発揮したいと思っていたんだ。
でもこんな大レースの第1ステージを精する事ができるなんて、思ってもみなかった。
ボクは登りも得意だから、Montelupo後の土曜日夕方までこのリーダージャージを保持でたらと思う。
でも日曜日のタイムトライアルでタイムを失うだろうな。

アンディは27位。
http://www.riis-cycling.com/races.asp?r_id=1723
カンチェはまだ調子イマイチなのかも。。