ジェレミー・ロワの初勝利

tp://www.lequipe.fr/Cyclisme/breves2009/20090312_155238_le-panache-de-roy.html

今日のパリニースはフランス人の日だった。
13kmでアタックを仕掛けた Jérémy Roy (Française des Jeux) が
Vallon-Pont-d'Arc (Ardèche) での第5ステージを、2人の長旅の同行人
Thomas Voeckler (Bouygues Telecom) とドイツ人 Tony Martin (Columbia)を制した。

Sylvain Chavanel は総合ジャージを保持。

先輩として「頑張ったな」みたいな労いでしょうか??
2人とも性格は良さそうな感じ。


「逃げ」でのフランス人同盟

チームのエンジニア Jérémy Roy は完璧にプロ初勝利の準備をしていた。
サンテチエンヌの第4ステージの後、フランス人選手は13キロ地点で始まった逃げの立役者だった。


ジェレミー・ロワ

昨日は最悪だった。望みはただひとつ、家に帰ることだった。
今日ははじめの登りで自分のチャンスをつかんだから、それをやりとおした。



25歳の選手は7つの峠、 31,8 km の上りで千切れながらチャンスをつかんだ。
3人の逃げで、一時は勝利をつかみそうだった Tony Martin はゴール前20㎞でアタック、
そのたびにヴォクレールに封じられた。
Jérémy Roy、ゴール前6kmで加速、同国人は動かず、ドイツ人のチームコロンビアの選手だけがそれを追った。


ジェレミー・ロワ

自分が凄い選手じゃないことはわかっていた。
だからかなり「賢く」は知らなきゃならないと思っていた。
他の2人が先に行ってくれたから、それを利用したんだ。
(目に涙をためて)
トマ(ヴォクレール)に「ありがとう」を言わなきゃならない。
ボクの勝利の一部は彼のものだ。


ヴォクレールとゴールで20m差、彼は両手をあげて感情をあらわにガッツポーズする時間がもてた。


フランスデジュー・ディレクター、マーク・マディオ

彼にとって、今ようやくキャリアが始まったといえるね。
ジュニア時代からいい選手だった。
彼はプロ選手になるとともに、学業をやり遂げたんだ。
お見事だよ。


シルヴァン・シャヴァネルは静かな1日を過ごした。
チームクイックステップは総合ジャージをおびやかすヴォクレールとのタイム差だけを気をつけていた。



http://www.lequipe.fr/Cyclisme/breves2009/20090312_163704_roy-a-tout-tente.html


Q ジェレミー・ロワ、どうやって水曜の最下位から木曜のステージ優勝まで立て直してきましたか?

水曜日の晩は死んでた。家に帰りたかった。
今日、はじめは足の調子が悪かった。
でも集団をちょっとずつ前に上がって行った。

今日はじめの峠のふもとで、チャンスをつかんだ。
ひとりで逃げた。ひたすら頑張った。

山頂で、ヴォクレールマルティンが来た。
彼らはボクと差をつけて行った。
でもどうにか食らいついて行った。

ペロトンと差をつけて、ある程度の距離をたもっていたから勝利できた。
Martin et Voecklerがアタックをしかけた。彼らは前に出た。
自分はついていった。
その時、自分のステージ優勝の確率は3分の2だって気づいたんだ。

ゴール前10kmをきって仕掛けたんだ。何故ならちょっとコースが下っていることを知っていたから。
脚が痙攣したけど、ふんばった。
キャリア初の勝利だ。信じられないくらい、素晴らしいよ。


Q 逃げではフランス人同士、ヴォクレールと何か協定のようなものが?

おそらく、彼は自分の後を追わなかったと思う。
レース中、彼は「距離があるうちアタックしても追わない」とボクに言った。
ちょっとゴールから遠い地点でアタックしたけど、彼はすぐには追ってこなかった。
彼に感謝している。
ボクの勝利の一部は彼のものだ。何故ならフランス人同士の協力体制だったから。
でも、しばらくたって、マルティンと彼は追ってきた。それは通常あることだ。


Q 初めて勝利をつかんだ後の感想は?

今まで犠牲にしてきたものすべてが報われた気がする。
これはなにかの開始の合図になるだろうね。

6年間勝利してなかった。
プロ入りしてから、両腕をあげてガッツポーズする習慣を失っていたんだ。

大逃げにだけ可能性があるのかも。それは自分の性格のようなものだ。ボクの本質だよ。
凄いスプリンターじゃないし、クライマーじゃないし。


Q プロでの夢は?

グランチャンピオンの器じゃないのはわかっている。ツール優勝とか。それは自分に不可能だ。
でも野心がないわけじゃない。強打者の役割が好きだ。
パリ・ツールを優勝する、それは自分に出来る夢だろうな。

昨日は疲れていて、疲れ切っていた。
今日、特別何かが違ったわけじゃないけど、
でも自転車競技では常に一番強い選手が勝つわけではない。
それを今日、自分は証明したようなものだ。