ランス・アームストロング カルフォルニアツアー後のインタビュー


http://www.lequipe.fr/Cyclisme/breves2009/20090223_102032_armstrong-content.html

カルフォルニアツアー アームストロング『満足だ』」

ランス・アームストロングはカルフォルニアツアーを7位の成績で終えた。
だが彼にとっては任務遂行という満足感があった。
:彼はレヴィ・ライプハイマーがこのレースで3度目の優勝を飾るのをアシストしたのだ。

「自分のレベルに満足」
ランス・アームストロングは今後数週間、自分に2つの大きな目標を定めた。
タイムトライアルでのポジショニングの改善と、減量である。



Q:ランス・アームストロング、この復活後2戦目を終えての心境は?


疲れたね。ステージはじめの悪天候のダメージは回復しづらかったが、
全体としては自分のレベルに満足している。
特に自分の過去の2月22日の状態と比べると、はるかに先をいっている感じだ。

タイムトライアルは14位に終わったが、
自分が欲していたようないい感触は感じられなかった。
自分の新しいポジションの調節をしなくてはならない。
何故なら自分が望んでいたようにはいかなかったのだから。



Q:カルフォルニアツアーというレース自体については?


選手みんなを代弁して、こういってもいい。
とても感動したって。
あいにくの悪天候にもかかわらず、観客は沿道で応援してくれた。
土曜日のPasanadaでの熱狂はすばらしかったし、日曜日のPalomar山の上りはとても難しかった。
特別級のレースで、みんなが2010年、また走りに来たいといっていた。
でも自分は戻ってこれるかはっきりしないが・・・



Q:どういったところを改善する必要があるとお考えですか?


ツールドフランスを勝つには、強く、軽くなくてはならない。
今のところ自分がより強くなる必要があるとは思えない。
だが、もう少し体重をおとす必要がある。
この3年半、自分が食べているものに注意を払わなかったツケが回ってきたよ。
レース、そしてまたレース。
自分の体重はレースを経て減るだろう。ジロはその意味で自分に役立ってくれると思うよ。
7月には、昔のように74kgになることを期待している。



Q:ジロではどのような目標を定めていますか?


いつも同じだ。競争に耐えうる、ということだ。
TOP10であれ、5であれ、3であれ、自分が満足ならそれでいい。
ジロとツールの連覇を狙おうなんて思っていない。困難だとわかってるよ。
自分がわかっているのは、そこには可能な限り調子を合わせていくということだ。
私が強いかって?そんなの知らないよ。
他にもっとモチベーションの高い選手はたくさんいる。
バッソや、クネゴや、彼らを彼らの国で倒すのは容易いことじゃないだろう。
でも、自分がイタリアに行くのは、パスタを食べ、キャンティを飲むためじゃないのはわかってほしいな。



Q:カルフォルニアツアーでのアシストの役割については?


御存じのとおり、自分の復帰はいろんなことに結びついている。
レース中「使用人」の役割をつらぬいたとしても、
それがガン撲滅の主張をマックスにアピールするという目的に達することができたら
自分は満足だ。

いつも勝ちを重ねる。それもいいだろう。
だが、自分は15年間自転車の上で生きてきた。
そして常にアタックの瞬間を狙い、勝利をかきあつめてきた。

しかしほかの選手のために仕事をし、集団を引くことも
自分にとってはイヤなことではない。


☆写真はヤフースポーツ、お借りしました☆