カルフォルニアツアー関連

http://www.lequipe.fr/Cyclisme/breves2009/20090223_073652_leipheimer-force-3.html

最終第8ステージはルクセンブルグのフランク・シュレックが、日曜日のEscondidでステージを制した。
アメリカ人 Levi Leipheimer (Astana) がカルフォルニアツアー3年連続優勝者として歴史に名を刻んだ。
彼のチームメートであり同国人の Lance Armstrong は首位と1'46"差で7位。
Leipheimer と同国人David Zabriskieが36"差で2位、オーストラリアのMichael Rogersが3位45"差。

ライプハイマー

カルフォルニアツアーでの最初の優勝はものすごくうれしいものだった。
2度目は、運に恵まれたのもあるけど、
今回はより甘美だった。
なぜならこんな難しいレースを3度も制したんだし、すごいプレッシャーがかかっていたから。
でもどうしてランスはツールドフランスを7回も優勝できたんだ?

日曜日の最後のステージはRancho Bernardo 〜 Escondido間156 km。
ライプハイマーのライバルチームのアタックが繰り広げられ、
中でもサクソバンクチームのPalomar山 (1500 m 高度)でのアタックが強烈であった。
下りで、シュレック兄がイタリアのVincenzo Nibaliとともに10人ほどの集団から抜け出すのに成功。
その時一時ライプハイマーが孤立、すぐにチームメートのアームストロングによって困難な状態から救出された。

シュレックとニバリのゴール後1分ほどでアメリカ人George Hincapie (Columbia)が集団のスプリントを制してゴール。
Rory Sutherland (OUCH)あリーダーでチームメートの Floyd Landisを率いて23位で終わった。


アームストロングのアシスト姿

ライプハイマーにとって、3度目の勝利は特別なものだった。

ライプハイマー

ランス・アームストロングのような天賦の才に恵まれた選手のアシストをうけるなんて、この勝利は忘れがたい。

アメリカでかつてないほどこのレースは大成功。
200万人もの(時に手に負えない)観客が観戦した。
アームストロングは彼の友人、レヴィが自国で優勝するのに尽力した。
逃げをつぶし、山岳で時間稼ぎをし、いつでもリーダーのすぐ横に陣取っていた。

ランス・アームストロング

チームの誰一人として、レヴィを勝利させるための仕事以外のことは、ここではやらなかった。
彼はこのレースにとても集中し、モチベーションをもって臨んでいた。
12月のキャンプですでに調子を合わせていた。
我々の心のなかでは、彼が今回なしとげたことをするであろうということに、一切疑いはなかった。

カルフォルニアツアーで、今まで1度もなかったわけではないが、あまり見られたことのない
アームストロングのアシスト姿を観ることになった。

ランス・アームストロング

アシストをすることは自分にとっても悪いことじゃない。
15年自転車の上で人生を送ってきたが、
そのほとんどはアタックする瞬間をじっとうかがって栄光を勝ち取るためにあった。
他の誰かのために列車を引く、なんていうのも悪くないね。

2000〜2001年のUSポスタルライプハイマーの元ボスがレースの時役割をひっくり返したということは、
テキサス人は次のジロでその恩恵を受けることになるだろう。
カルフォルニアツアー3連勝の選手の次のパリニースでの役割は主に、
おそらく、今週末アルガルヴェ1周に優勝したアルベルト・コンタドールのアシストであろう。
アスタナの強運はつきることはない。今のところは