ヴォクレール いい調子でのスタート

http://www.lequipe.fr/Cyclisme/breves2009/20090209_183613_voeckler-parti-du-bon-pied.html


2004ツールドフランスでの忘れられないマイヨジョーヌから、
トマ・ヴォクレールはゆるぎない勝利記録を残してきた。
日曜日にはそれにさらにプロ18回目の勝利を追加。
エトワール・ベセージュでは1分もリードを決めて優勝した。
チームBBox Bouygues Telecomに不可欠な存在、アルザス出身選手は彼の現状と今後のレースについて語ってくれた。





Q:
トマ・ヴォクレール、GPマルセイユでは2位、今回はエトワール・ベセージュで優勝しました。
あなたは絶好調なコンディションでシーズンスタートしたのでは?

A:
ホントのことをいえば、そうなんだ。
レースには勝ったけど、それは別の話。
シーズン終わってから3週間しか休みがなかったんだ。
10月26日にシーズンが終わって、それから11月中旬のジャパンカップ
シーズン終わりの休みにしては、短すぎるよ。
この休みがなかったツケは、きっとシーズン中払わなきゃならなくなると思ってる。





Q:
ガボンツアーやダウンアンダーには出場しませんでしたね。
どうして普段どおりのスケジュールを変えたのですか?

A:
異国情緒たっぷりのレースではじめるのが習慣だったのは事実だ。
でもこの2つのレースに出場でないって決めたんだ。
それは妻が1月中旬まで床についてなきゃならなかったんだ。
つまり、赤ん坊が12月20日に生まれて(オメデトウ!)
(フランスにも産後ってあるの??)

後悔はしてないよ。
アフリカとオーストラリアで開催される、この2つのレースに出場することは、常に危険がつきまとうからね。
時差と、ガボンではウイルス感染。
だからGPマルセイユとエトワール・ベセージュで満足したんだ。
(確かに赤子がいるのにウイルス感染は困りますね^^;)





Q:
エトワール・ベセージュは、あなたの目標の1つでしたか?

A:
うん。このシーズン初めのレースのいくつかにコンディションを合わせて出場したかったんだ。
チームも優勝者候補を集めてたしね。 Yuri Trofimovも、昨年栄冠を勝ち取ったし。
他にも Pierre RollandやPierrick Fédrigoみたいないい選手達が出場した。
Yuriは...(途中で途切れる)
このレースに勝つことは、いい調子でスタートを切れているってことだ。





Q:
エトワール・ベセージュはいろいろありましたね。天気や、道の間違えや、
スロベニアのJure Kocjanのジェスチャーや※
あなたはどのように感じられましたか?

A:
すべては金曜日のことだったんだ。一番大変で、違いが生まれたとみなされるのもその日だ。
距離が縮まって、差をつけるのがよりむずかしくなった。
スロベニア選手ジェスチャーに、ボクたちみんながちょっとイヤな気持ちにさせられたよ。
次の日に仇打ちしようぜ、とまでは言わなかったけど、
ステージを勝ち取って総合ジャージを取り返すモチベーションにはなった。
(ベルギーの Björn Leukemans に続いてヴォクレールは2位)
チーム全体でのちょっとした仕返しさ。
過去のちょっとヤな思いでだけどさ。






Q:
あなたの次のレースはTour du Haut-Varですね。
そこにはパリ・ニースであなたの調子をピークに持っていくために行くのですか?

A:
どのレースでも結果を残したいって野望はある。
いつでも結果を残す気で臨むんだ。
それは偉大なリーダーたちと違うアプローチかもしれない、カルロス・サストレみたいに、
グランツアー向けてプログラムを組めるような。
パリ・ニースはもちろん大きな目標だ。
とても素晴らしい、パンチの聞いたレースだ。
そこで頑張るにはとてもいいコンディションで臨まなきゃね。





※第3ステージ勝者、小さなチームCarmiooro A-Style (コンチネンタル)スロベニア人選手は
ゴールラインを超える時、それまで一緒に逃げてきたYuri Trofimovに向かって
あからさまな挑発的なジェスチャーを示した。
彼はその後、そのジェスチャーは彼を軽んじてきた祖国に向けたものと弁明したが・・


そんな自転車競技にあるまじきことがあったのですね@@@@


ヴォクレールの頑張り&この結果はパパさん効果かもしれませんね♪
子供も出来て、より一層頼りがいのある活躍をお祈りします☆