カンチェラーラのインタビュー

2010ツールプロローグを制したカンチェのインタビュー


Q Fabian Cancellara, プロローグ3度目の勝利をどのように勝ちとりましたか?


今日、気象条件ではかなり特殊な1日だった。
はじめは天気がよくて、それから雨になった。
スタート前、バスで待っている時は複雑な心境だった。
ずっと太陽が戻ってくるよう祈っていた。そしてそうなったんだ。
勝つためには、つねにちょっとのチャンスが必要だ。
10分、それは僕が目標にしていたタイムで、それに到達できたんだ。





Q この勝利はメカドーピングがほのめかされた後、特に味わい深いものだったのでは?


今日、僕はいいデモンストレーションができたと思う。
でもそれはいつも僕がプロローグで勝利したり、レースで勝ったりしているようなやり方なんだけど・・・
凄くいい仕事をして、とてもいいレースをした。
でもこれは復讐なんかじゃないんだ。
デモンストレーションしなければならないことは何もない。
ゴールで、僕の自転車はスキャンされるために持っていかれたけど、
これは馬鹿げた話だ。
まずメカドーピングをするにはお金がいる。
自転車を持っていった係員に言ったんだ。
スキャンしなくてはならないのは僕だって。
モーターは、僕の中にある。
10分もつバッテリーは僕なんだ(笑)






Q このコースの雰囲気は?

昨日オランダがブラジルに勝ってよかったよ(ワールドカップクオーターファイナルで)
みんなが上機嫌だった。
いやいや、それは冗談だ。


オランダは本当に自転車の国だ。
道端の観衆は信じられないくらいものすごかった。
特に雨の時は。
最後、太陽が戻ってきた時は本当に美しかった。
ツールのいい開幕戦だ。





Q マイヨジョーヌを守りに行きますか?


ボーナスタイムがないということは、僕にとっていいことなんだ。チームにとっても。
明日、マイヨジョーヌを着て走れるなんて、とても嬉しい。
でも1日1日を大切にしていくつもりだ。
Arenbergのステージでもマイヨジョーヌを着ていた位。それはパリ・ルーベのアイコン的場所だから。
でも他のステージがその前にある。Spaのステージは平坦ではない。
何が起こるかは分からないよ。





Q パリでマイヨジョーヌを着る日を想像していますか?


明日、僕がマイヨジョーヌを着た6日目だ。
でもそれがツールだというわけじゃない。
前にも言ったとおり、ツール夢だ。夢でなければならない。
でも目標として夢は具体的に画がかなければならない。
今のところ、僕には他の目標もあるし、夢もある。
でもいつかは・・・・