ツールドフランス第3ステージ

ツールドフランス第3ステージでは、選手のインタビューが2つあったみたいで、

まずはフランク・シュレック、111kmで先頭集団に12分もリードされたペロトンで
アルヴェセン先頭で加速しているとき。

もう1人、名前は分からないけど、アグリチュベルの選手のインタビュー、
70km地点でのインタビューで、彼はたぶんマキシム・ブエが吸収されること、

30km地点で集団分裂がおこりそうだから、後ろにいては危ないこと

既に語ってました。誰も予期しなかったような、あの分裂を・・・
(語っていた彼は結局どうなったんだろー?)

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http://www.lequipe.fr/Cyclisme/breves2009/20090706_180827_columbia-leur-met-un-vent.html

強風の吹き荒れる、ゴール前30㎞のカマルグ周辺で、いきなり時速60kmで加速(@@)
チーム・コロンビアは集団を分裂させることに成功。
27人の選手が先頭に残り、ランス・アームストロングを除いて優勝候補は後ろに取り残された。

別府選手も先頭集団に加わり、8位 凄い!!!

レースを活気づけ、最大12分のリードを奪った逃げは、Dumoulin, Bouet, Koert, Perezの4人。
なかなか可愛い顔をしている、若きアグリチュベルのマキシム・ブエは、
来年からAG2Rに移籍するから置き土産を探しているのかも・・・
ちなみにジュニアのトラック競技のフランスチャンピオン。

だいぶレキップ本文から外れました。。。

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http://www.lequipe.fr/Cyclisme/breves2009/20090706_200528_cavendish-pas-prevu.html

カヴェンディッシュ

(集団を分裂させることは)前もって気待ていなかった。
風があったし、それはありうることだ。
でも今朝そんなことは一切話していなかった。10分前だって。
こんな風に先頭にいれば、かなり当り前の結果だ。
何故なら、チームは逃げの後ろで一番働いていたから。
他のチームはみんな、チームタイムトライアルのことばっかり考えていたんだと思うよ。

最後の1kmは大変だった。向かい風だったから。
でも Tony Martin と Mark Renshaw が完璧な仕事をしてくれた。
Mark Renshaw は風にもかかわらず、スピードを維持してくれたんだ。

チームタイムトライアル)沢山練習したけど、他のチームもおなじだろうね。
ボクらは9人の統制のとれたチームだし、上手くいくと思う。


Michael Rogers

他のチームらは逃げを追うのを助けてくれなかった。
右のカーブの後、強い横風を感じたんだ。
チームメートに5km、徹底的に走ってやろうと言ったんだ。
ツールドフランスの勝負は始まっているんだよ。

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http://www.lequipe.fr/Cyclisme/breves2009/20090706_190933_-l-experience-d-armstrong.html

ランス・アームストロング

前にいたかっただけなんだ。危険を避けるためにも。
ゴールでびっくりしたよ。振り返ったら、集団が分裂していた。
ちょっとしたいい経験だった。いい順位で、ちょっとしたチャンスだ。

ポポヴィッチとズベルディアが一緒に前にいて、他の総合優勝候補はいなかった。
(興奮せずに)貴重なタイムを勝ち取った。でもそれは3週間ではあまり大差ない。」」

ライプハイマー

集団がこんないきなり分裂するのを観たことがない。
大人しく走っていたら、次の瞬間、横風が吹く中、短い距離でコロンビアが出し抜いたんだ。



カンチェラーラ

横風がふく1km前のカーブで、チームカーから無前で情報を貰っていた。
ラッキーだったのは、その直前に集団前方にいたことだ。もしそうじゃなければ・・・

今晩、何がおこったか話し合うつもりだ。
でもとても神経が高ぶったよ。

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http://www.lequipe.fr/Cyclisme/breves2009/20090706_193008_-contador-a-lache.html

コンタドールの直後を走っていた、フランスデジューのChristophe Le Mével

コンタドールの後をついて行っていたんだ。
29人の選手が先にゴールしていたから、コンタドールは30位、ボクは31位だと思う。
彼が、分裂した集団の先頭だ。

こんな罠がしかけられたのを、自分たちの調度前で目撃した。
でも差は縮められなかった。
そのあと、後方の集団はちょっとしたパニック状態だった。
多くのリーダーが罠にはまったんだ。コンタドールだけじゃない。

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http://www.lequipe.fr/Cyclisme/breves2009/20090706_210707_contador-ne-s-en-fait-pas.html


Alberto Contador (ESP/Astana)

はじめにチームの戦術を言及するのはよす。
それぞれが各々の結論を言っているだろう。

ツールドフランスは今日起こったようなことだけでは、勝敗は決まらない。
レースのある種の状況のようなものというだけだ。
さまざまな取るに足りないものがある。たとえ自分がそれに引っ掛かったとしても。

ともかく、チームにとってはいい状況だ。
3人の選手が前にいたからね。
他の人たちにレースの責任をとらせているし。


Johan Bruyneel (Astanaスポーツディレクター)

まず、ペロトンが逃げを吸収すると確信していた。
だがゴール10kmで、Popovych と Zubeldia に一緒に働いてもらうことを決めた。
他のチームの仕事を複雑するために。
それから、この状況は我々にとってとても有利であろう。
もし、カンチェラーラチームタイムトライアル後もマイヨジョーヌを纏っていたとしても。
今後のためになるだろう。

分裂?それは全くの驚きだった。でも優勝候補が罠にかかるなんて、よくあることだ。
殆どの選手が後方にいた。しかも我々は逃げに乗るなんて、全然計画していなかった。
そんなことは、こんな風に起こるんだよ。


Carlos Sastre (ESP/Cervélo)

風が強い日だった。しかもほとんどが向かい風だった。
ゴール100km地点で、リズムが上がった。
風は向かい風から横風になった。

最終局面、チームコロンビアが先頭にいた。
自分は、いつものように、チームメートに囲まれていた。
あの時に後ろにいたことは失敗だ。チームメートは自分を待つために一緒にいた。
危険な状況ではなかった。何故なら第2集団にはいたからだ。
でも簡単に前にでれたはずなのに。


Erik Breukink (Rabobankスポーツディレクター)

そんなに悪い状況じゃない。何故ならランス以外の優勝候補は、メンショフと同じグループだったからだ。
みんな、コロンビアの一撃にはびっくりしている。
我々を強化する結果が必要だ。
チームタイムトライアルで上位5位に入れれば、上出来だ。

Cadel Evans (AUS/ Silence-Lotto)

どんな感じだって?悪いよ。でもこれがツールドフランスだ。なんでもあり。
それはツールドフランスがこんなにも人を魅了する理由なんだ。
日々、予測しないことが起こって危険だ。腹立たしいことだ。

我々は一日中前を走っていたのに、数秒のできごとだった。
コロンビアが前を走っていたのは、カヴェンディッシュの風除けのためだと思ったのに。
ちょっと自分は後ろにいすぎた。40位台だ。
あの不意打ちが起こったとき、ただサイレンスロットだけが追った。
他の総合優勝候補チームは追わなかった。


Marc Sergeant (Silence-Lotto監督)

これはメンショフコンタドールにとって最悪だっただろう。
カデルも前にいてほしかったけど、30人の選手が彼と一緒に後ろにいた。
でも、結果を観て、これは挽回できる。
最悪でも、われわれは追っかけて、そこそこのリードに抑えたんだ。