ジロ第8ステージ

http://www.lequipe.fr/Cyclisme/breves2009/20090516_172245_siutsou-premiere-columbia-encore.html

「 Siutsou がジロ初勝利、コロンビアはまた勝利 」

ベラルーシの Kanstantsin Siutsou (Colombia) が土曜日、Morbegno 〜 Bergame 間 209 kmの
第8ステージを独走で制した。
総合首位の Danilo Di Luca (LPR) は 金曜日の勝者 Edvald Boasson Hagen (Columbia) の後ろでゴール。

Kanstantsin Siutsou はゴール15㎞地点、先頭集団8人の中でアタックを仕掛けた。
その先頭集団には Garzelli, Leipheimer, Cunego がいて、のちにマイヨローズの集団に吸収された。
この逃げはこの日2番目の難所 Colle del Gallo で形作られ、最終的に消滅した。

Siutsou,26歳にとってはキャリア初の大勝利。
ユース2004世界チャンピオンは、彼が住んでいるベルガモの土地勘を生かし、勝利を奪った。

ベルガモで住んでたんだ〜!

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http://www.lequipe.fr/Cyclisme/breves2009/20090516_153509_chute-et-abandon-d-horrillo.html
http://www.lequipe.fr/Cyclisme/breves2009/20090516_202655_horrillo-toujours-dans-le-coma.html

ジロ第8ステージで落車、スペイン人の Pedro Horrillo は土曜の夜をベルガモの病院で過ごした。
ラボバンクの選手は、谷で落車、San Pietro峠を60m落っこちた。

Dr Leinders

彼の容態は重傷だが安定はしている。
胸部の外傷が複雑で、最も緊急を要するのは呼吸困難なことだ。
彼を麻酔にかけて24時間管理している。
いい知らせは、脳に関してよくないことがスキャンされなかったことだ。

スペイン人選手は、多量出血、骨折多数である(脊骨、肋骨、膝、大腿骨)

医師は Horrillo がベルガモの病院に昏睡状態で到着、
その後、処置のため再度麻酔をかけて眠らせたことを明確にした。

ラボバンクチームの説明では、スタート70km地点の森の中で落車が起こったことを説明した。

Luuc Eisenga

Pedro はカーブを曲がり損ねた。
道にはバイクがころがっていたが、彼は崖の下60mにいたんだ。


転落した選手に近づくためには、気を何本も切り倒さなければならなかった。
34歳の Horrillo の主な勝歴はパリ・ニース2004でのステージ優勝。

☆お大事に

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http://www.lequipe.fr/Cyclisme/breves2009/20090516_210744_siutsou-la-victoire-du-regional.html

ジロ第8ステージ優勝の Kanstantsin Siutsouのインタビュー


とても小さいうちからベラルーシで自転車を始めたんだ。
トラック競技の代表に選ばれたから、2004年イギリスに来て走ることができた。
それはユースで世界チャンピオンになる前の話。

自分はベルガモから25kmのところに住んでいる。
それに、今日のコースはそこを通っていったんだ。
道は頭の中に入っていて、どこがアタックするのにいいかも知っていた。

チームのスポーツディレクターは自分に止まれと言った。
ボクには勝てないと彼は思っていたんだろう。
それから彼はボクの思い通りにさせてくれた。

ベルガモの旧市街で20秒差がついたとき、確信した。
勝つには十分だって知っていた。

この勝利は自分のキャリアで一番大きなな勝利だ。
ゴールで、妊娠中の妻が自分を待っていた。これは大きかったよ!

チームコロンビアはいいグループだ。よくオルガナイズされているし。
たとえロヴクヴィストとロジャースが総合を狙っていたとしても、
ボクたちみんながそれぞれチャンスを持っているんだ。


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http://www.lequipe.fr/Cyclisme/breves2009/20090516_221128_di-luca-tranquille-serein.html

Danilo Di Luca (ITA/LPR, 総合首位)

ライプハイマーのアタックでパニックにはならなかったよ。
ゴールからまだ遠いって分かっていたし、 吸収するための時間はあった。
他のマイヨローズを狙うチーム、 Rabobank, Cervélo, Diquigiovanni がやってきて助けてくれた。

彼はチャンスをためしたんだ。それはいいことだよ。
それに前には、多数選手がいた。
自分が窮地に立たされるのをみんな見たいんだろうな。

でも自分は落ちつついているし、心静かだ。
なぜならそれが自分の性格だ。
自分の調子には気を配っているし、自分はいいチームにいるから。



Carlos Sastre (ESP/Cervélo)

このステージでの調子はよかった。
チームメートをそばに残して、Leipheimer, Horner, Rogersのような選手からタイムを失うことを防いだ。
とても大変なジロだ。
もし、次の2週間もこんなだったら、きついね。

今日は、絶え間なく登ったり下ったりしていた。
テクニックを要するよ。

Pedro Horrillo についても語っておきたい。(落車で昏睡状態)
彼が早く回復することを祈るよ。


☆こういうところでちゃんと発言するサストレの優しさというか、大きさというか。
さすがだ。