ジロ第5ステージ

http://www.lequipe.fr/Cyclisme/breves2009/20090513_165925_menchov-au-sommet.html

メンショフがトップに、ランスはKO負け 」

チームメートの強固なアシストに支えられながら、Ivan Basso が最後の上りで
水曜日のドロミテ第2戦をしきった。
だが2006ジロ優勝選手は最終1kmで6人の選手たちに成す術がなかった。

ロシアの Denis Menchov (Rabobank) が第5ステージを制し、
Danilo Di Luca (LPR) はステージ2位、マイヨローズを獲得。
3位は Thomas Lövkvist. 彼3秒差でマイヨローズを失ったが、
最後まで先頭集団とともに走ることができた。

ポディウム候補者、 Damiano Cunego は大きくタイムを失い、 2'30''引き離された。
ランス・アームストロングも登りでの限界を示し、 先頭集団と 2'58''差。

だが、アスタナチームは心配することはないだろう。
Levi Leipheimer はまだ総合を狙える位置にいる。
Chris Horner にアシストされながら、
カルフォルニアツアー、ブエルタ・ア・カスティーリャ・イ・レオンの優勝選手は、
イタリア人クライマーについていくことができた。


一人の優勝候補のアタック、加速で純粋なクライマーだけが選別された。
この第5ステージは 125 km しかなかた。
60km の下りは、始めの数メートルで逃げを開始した集団を追って
コロンビアやバーローワールドがペロトンのペースを作ったあとに、
蛍光緑のジャージのリクイガスチームが集団先頭をキープした。

Thomas Voeckler と一緒に逃げていた6人の選手(ヴィスコンティ、セルパ含む)がゴール11kmで吸収、
バッソとそのアシスト達はローラーコンプレッサーのように、徐々にペースをあげていった。
急激な加速なしに、リズムだけで選手たちのセレクションをし始めた。

この Alpe di Siusi の25kmの登りは最も斜度が高く、
Lance Armstrong は先頭集団からだんだん後ろに下がって行った。
表情は硬く、今までになく汗がしたたりおち、
最後の7㎞まで力強いペダリングを行っていた。

ポーランド人 Sylwester Szmydのアシストで、バッソはライバルを絞って行った。
Damiano Cunego, Stefano Garzelli そして Gilberto Simoni は先頭集団から脱落、
それはまるで熟れた果実が地面に落ちていくようでもあった。

最終的に6人の選手だけが、バッソについていくことができた。
Di Luca, Lövkvist, Leipheimer, Horner, Sastre そして Menchov.
ロシア人がギアを最大限にいれて斜面のコースでラストスパート、Di Luca を制した。


ブエルタで2優勝、メンショフは2度しかジロに出場していない。
だが、ラボバンクのリーダーは公然とポディウムの候補者と言えるだろう。

ステージ最後の立役者、バッソは総合6位でディルーカと1'06''差。
だが、確実ににバッソは総合を狙っている。

Levi Leipheimer (43''4位) が本当の総合を狙うアメリカ人であろう。

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http://www.lequipe.fr/Cyclisme/breves2009/20090513_195905_menchov-meilleur-qu-en-2008.html


「 Menchov 2008よりいい調子 」

ペロトンで爆発的でも攻撃的でもないリーダーが、Alpe di Siusi山頂を制した。
Denis Menchov はグランツアーでの領域を拡大。
ブエルタ2度の優勝者、そして去年のツール4位、
ラボバンクのロシア人はジロ初の快挙を成し遂げた。

メンショフ

自分がいいコンディションだとわかっていた。昨年よりいい調子だ。
ジロとツールは、一番の自分の目標だ。
昨年、2つのレースを走る持久力があるとわかったんだ。


イタリア人やアメリカ人選手のように、優勝候補としては現れず、
メンショフディルーカを「驚かす」ほど差をつけ、最後のスプリントを制し、実力を示した。

メンショフ

他の選手たちも自分のことを知っているだろうし、驚かせたとは思っていない。
グランツアーでステージ優勝する可能性があったら、チャンスをつかまなきゃならない。
3大グランツアーで、それぞれステージ1勝はあげているのが誇らしいよ。
特に、ラボバンクはジロのステージ優勝をあげたことがなかったから。


ディルーカと50秒差で総合5位、Denis Menchov は次の分岐点は個人タイムトライアルだという。

メンショフ

チンクエテッレのタイムトライアル(12ステージ)は、自分のキャリアで経験した中でも、
もっともキツい一つだ。
ロジャースみたいなスペシャリストのためのタイムトライアルじゃない。
一人の選手だけが、太刀打ちできるだろう。
ディルーカは不利な点がない。
そこまで、マイヨローザをキープし続けたい。

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http://www.lequipe.fr/Cyclisme/breves2009/20090513_182740_armstrong-esperait-2-minutes.html


苦しそうに先頭集団から遅れて行ったランス


ランス・アームストロング

はじめに言ったと思うけど、ジロの前半は自分の領域じゃない。
登りはとてもキツカッタ。
差を縮めようと頑張った。
2分にできたらと。
でもしょうがない。3分だった。(22位で首位と3'34''差)


ライプハイマー(総合4位、首位と43秒差)

仮面は今日、はがされた。
常にレースだ。
1日1日を走るだけだけど、
今のところ、うまくいっている。

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http://www.lequipe.fr/Cyclisme/breves2009/20090513_134536_da-dalto-rassure.html

火曜日に落車した Dario Da Calto (Lampre) が病院に運ばれた。
大きな打撲傷はあるものの、X線検査では骨折は見つからなかったとのこと。

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http://www.lequipe.fr/Cyclisme/breves2009/20090513_200603_di-luca-ca-ne-se-refuse-pas.html


Danilo Di Luca (ITA/LPR) 新首位

マイヨローザは、あと2日長いステージがあったとしても、大歓迎だね。
コントロールするのは難しいけど、賢く走らなければならない。
2007と同じようなコンディションだ。
優勝は可能だけど、ミスはおかせない。

ランス・アームストロング
3分うばえてよかったよ。
彼を過小評価するのは危険だ。

Lövkvist は自分にとって驚きだった。
若いし、3週間耐えられるかわからないけど、
将来話題になる、ビックタレントだ。

スプリントで、サストレが遠くから発射した。
メンショフに抗おうとしたけど、彼は強かった。
自分が勝てないと思ったとき、2位になることで満足した。




Thomas Lövkvist (SUE/Columbia) 総合2位

もう1ステージ、いいレースができるとは思っていなかった。
自分の奥深くに眠っていた力を、呼び起こすことができた。
でも、やってみる価値はあった。

多くの選手が先頭にはいなかったね!
このマイヨローザで、自分の新しい一面を発見できたと思う。
もちろん、キープし続けたかったけど、それはチームにとってもキツいことだ。

でも上位選手の中でできる限りとどまっていたい。




Ivan Basso (ITA/LIQ) ステージ4位

ステージが短くて、自分が有利にははたらかなかった。
でもチームはよく働いてくれた。
いい感触だった。いい結果だ。




Carlos Sastre (ESP/Cervélo) ステージ7位

前もっていわれていたように、このステージは決定的だった。
だれがジロに優勝できる可能性があるか、より詳しく示された。
チームリクイガスバッソのためにたくさん働いていた。

自分の感触?良くもなければ、悪くもない。
数秒スプリントで失ったけど、今後それが影響しないことを願うよ。