アルベルト・コンタドール 共存について


この記事の写真はコンタドールのオフィシャルファンサイトから拝借しました。
http://www.albertocontadornotebook.info/index.html

暴力的、ということで、
もうこの「バーン」ピストルショットポーズはしないことになったとか。
ちょっと寂しいネ・・


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http://www.lequipe.fr/Cyclisme/breves2009/20090115_192816_contador-et-la-cohabitation.html


2年間で3大グランツアーの優勝者、アルベルト・コンタドール
自転車界の疑いのない大スターになった。
少なくとも彼のチーム、アスタナにランス・アームストロングの復帰するまでは。
スペイン人選手はこの状況を受け入れ、アメリカ人選手とブリュイネル監督の特別な関係から距離を置こうとしている。
そして集中しているのは彼の第一目標、ツールドフランスだ。
レキップのインタビューに、26歳の選手は2009年に向けての抱負を語ってくれた。




「ツール前のスケジュール」

今シーズンは、昨シーズンより準備を遅らせてゆっくりしているのは本当のことだ。
2008シーズンはジロとブエルタに出場してとっても疲れたんだ。
パリ・ニースにはいいコンディションで臨めると思う。
そのころは優勝も狙えるかな。

始めのテストは「Tour de Castille et Leon」そこでも優勝するために走りたい。
トレーナーとブリュイネル監督にはスケジュールを相談したんだ。
準備の目的は、ツールドフランスに自分の一番いいコンディションで臨むことなんだ。
「ドフィネ・リベレ」でも勝ちたいし、それは凄く認められているコースなんだ。
でもそれは重要なレースなんだ。
よく「ドフィネの努力はツールで報いられる」そう言われる。
ドフィネではゆっくり初めて、ツールの優勝に備えたいと思っている。



「ツールに特化した準備」

サンディエゴでの風洞装置で、タイムトライアル向けの機材や自転車上でのポジショニングに関する実験を行った。
バスクツアー」の後、それはレース前半部分の最後のレースなんだけど
そのあと、ツールドフランスのカギとなる峠を何度か走りたいと思っている。
それは山岳ステージに特化したトレーニングだ。
まだ自分は上達の余地があるし、タイムトライアルでも重要なことだ。
今シーズンは2007ツールよりタイムトライアルは重要性を持たない。
115 km から 50-60 kmになっちゃったしね。
違いは大きいよ。




「アスタナにランス・アームストロングが加入したことについて」

言いたいことはたくさんあるけど。
状況から一歩身を引くようにしていた。
彼の加入を知ったのは、ブエルタの真っ最中だった。
総合首位を争っていた時期だ。
そんな知らせは、集中力が必要な時だけに不安にさせられた。
特にブエルタを勝ち取れるなんて、めったにない状況だったからね。

いいニュースとは言えなかったし。
でも日が経つにつれて、ブリュイネル監督とチーム編成について話したりした。
共存は、始めは不可能だと思ってたけど、状況は自分が想像していたよりよかった。



「ツール7度の優勝選手の加入の、有利な点とは」

彼はすばらしいチャンピオンだ。
彼の復帰はかなり貢献すると思うよ。
メディアの重圧はどれくらいか想像もつかないけど。
無害なように思われるけど、自分にとっては今シーズン、より冷静に過ごさなきゃならない。
それにツールに出場するならプレッシャーも相当なものになるね。
でも、彼が復帰してきたことは明白だ。
彼の復帰がマーケティング面やスポンサー面で影響を与えていることは確かだ。
スポーツ競技については、彼の意欲を自分はあまり感じられない。
でも、彼が復帰してきたことは確かだ。




「アームストロングとの共存について」

ランス・アームストロングとヨハン・ブリュイネルの関係はとても強いものだ。
彼らはチームを共に作り、共にツールに勝ってきたんだ。
彼らの関係は、自分のヨハンとの関係よりもっと強いものだ。
自分はそれを理解しているし、それを受け入れている。
でもそれはレースでは何の影響も及ぼさないと思う。

いつもどおり、レースは行われる。
自分のスケジュールは自分で選択した。ランスもそうだ。
スケジュールは今のところ彼と一致しない。彼のプログラムはジロまでしか知らないけど。

多分、ドフィネリベレで彼と一緒になるだろう。もし彼が出場するなら。
ただひとつ、確かなことは、ツールドフランスは一緒になるということだ。
アームストロングについて、自分はテネリフェでの合宿でとてもいい印象を持った。
彼はレースへの復帰にとてもモチベーションを持っていたし、ハードなトレーニングをこなしていた。


彼はオーストラリアに今いるんだよね。ボクは寒いスペインにいるけど(笑)

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写真からちょっと痩せた?
あまり太らなさそうな選手だけど(「太らないタイプの選手だ」とブリュイネル監督は言っていたけど)