AG2R 来季へのまなざし

http://www.lequipe.fr/Cyclisme/breves2008/20081110_153029_lavenu-on-a-trop-suivi.html

AG2R - Lavenu : われわれは後追いすぎていた。

あと数週間、チームのメンバーがまだバカンス中だとしても、AG2R-LA MONDIALEのマネージャー、
Vincent Lavenu はツールドフランスで目立ったほかは、今シーズンどちらかといえば控え目だった2008シーズンの分析を出発点として2009の準備のためフル稼働中である。

シリル・デッセルは、チーム12の勝利のうちひとりで4つの勝利をもたらしたが、
来年も確固としたチームのリーダーであり続けるだろう。
また、クレディ・アグリコルから移籍してきた、ニコラ・ロッシュとセバスチャン・イノーは主な新しいチームの一員である。
マネージャーからチームに指示されたミッションは「自信を取り戻そう」



ツール、見かけ倒しのシーズン

自転車競技愛好家の注意は主にツールドフランスに集中する。
チーム AG2R - La Mondiale は祝福されうるだろう。何故なら Vincent Lavenu の選手はツールで輝いていたからだ。

シリル・デッセルはアルプスのJausiersで輝かしいステージ優勝を飾り、
ウラジミール・エフィムキンはBagnères-de-Bigorre でリッコ(彼はこの順位からまもなく抹殺されるであろう)に続いて2位。このロシア人はのスロバキアのタデイ・ヴァリャベッチとともに10位でツールドフランスを終えた。

で、それを除いては?
ほとんど言うべきことがない。
シーズン通して12勝。そのうち4勝はシリル・デッセルただひとりによるもの。
(Tour de Catalogne, Quatre Jours de Dunkerque Dauphiné Libéréとツール)


Vincent Lavenu のまなざし

レースでの数々の勝利の反響は同じものではない。だがツールドフランスは今シーズン大きな満足をもたらしてくれた。それは上出来だったドーフィネ・リベレに引き続いてのことだ。
私はチームの順位が2位であったことも取り上げておきたい。チームのクオリティーを示すものだからね。
それにひきかえ、フランス選手権ではあまり結果が出せなかった。
リーダーたちはそれぞれの目標に向かって、他のメンバーのことを忘れてしまったんだ。

全体として、私たちはちょっと日和見主義すぎたのかもしれない。一貫しすぎていた。
でもチームは比較的若い選手たちが御奥、けが人も多かったことを忘れてはならない。


J. P. NAZON の離脱

AG2R - La Mondiale は冬を比較的入れ替えなく過ごせそうだ。
主な離脱はJean-Patrick Nazon.
2003年のツールドフランスマイヨジョーヌをまとったことがある選手で、31歳のスプリンター
今シーズンは結果を出せなかった。

他のツールのステージ優勝者 (2006), Sylvain Calzati もアグリチュベルで新たな一歩を切ろうとしている。

スプリンター Alexandre Usov もコフィディスに移籍する。


Vincent Lavenu のまなざし

私たちのスプリンターは期待値に達していなかった。
Jean-Patrick はもはや意欲的ではなかった。
高いレベルで争えるスプリンターを擁さなかったのだ、数々のレースを勝ち取ったJaan Kirsipuu のようなね。
若い選手たちに、チームをその選手中心に作っていけるような、彼のような存在になれとも言えないし。
Sylvain Calzatiも、手放すことになった。彼との関係は終わりを迎えたとしか言えない。


新加入 ニコラ・ロッシュとの公約

AG2R の選手たちが、すでにもうかなり若い、と言っても、それは Vincent Lavenu がネオプロ3人と契約することの妨げにはならない。

Guillaume Bonnafond, Bled Kadri とラトビアの Gatis Smukulisだ。

チームはクイックステップからアレクサンドル・エフィムキン、ウラジミールの双子の兄弟と
クレディ・アグリコルからの2人の選手、フランス人とアイルランド人のハーフ、ニコラ・ロッシュと、シーズン終盤ブエルタでのステージ優勝したセバスチャン・イノーによって強化される。


Vincent Lavenu のまなざし

さらに補強をいくつかしたくてね。
Pierre Rolland, William Bonnet, Romain Feillu , Cyril Gauthierにも交渉に入った。
彼らはそれぞれ違った理由でオファーを断った。
シルヴァン・シャヴァネルともツールの間話し合ったよ。彼はクイックステップを選んだが。

アレクサンドル・エフィムキンは爆発力のある選手で、彼の獲得にはウラジミールが多大な貢献をしてくれた。
ニコラ・ロッシュはより高いレベルに向けて爆発最中だ。彼は申し分ない(ブエルタで総合13位)
セバスチャン・イノーのように、勝利する選手だ。
今シーズン私たちにかけていたタレントだ。



2009の目標 自信を取り戻せ

チームでの今シーズンの最優秀選手、シリル・デッセルは来季も主なリーダーであり続けるだろう。
ウラディミール・エフィムキンと Tadej Valjavec は1週間のステージでレースで才能を発揮できること、
さらにグラン・ツアーではリーダーのアシストとしても活躍できることが既に証明されている。

未知の選手に関しては、国内レースに参加することになるだろう。
今シーズンは、フランス選手権から除外されたとしても、6人の選手たちだけが勝った。

怪我人は、 Ludovic Turpinが有名だが、ウクライナ人の Yuriy Krivtsov や若い Cédric Pineau も復帰が期待されている。


Vincent Lavenuのまなざし

チーム全体としてはいい感じで、ほとんどの選手たちが向上の余地がある。
ウラディミール・エフィムキンがイニシアティブをもつだろうが、彼もレースでの戦術を向上させる必要がある。
Valjavec は最も安定した成績を残せているが、パリ・カマンベールみたいなレースでどれだけできるか見せてほしいと思っている。
スプリンターとしては Lloyd Mondory がレースの数々を獲るだろう。

我々のリーダーは、もちろんシリル・デッセルだが、この役割をこなすには自信が必要だ。
チーム全体、自信を取り戻さなければならない。
アタックをしかけ、勝利を取りに行かなくては