フランシス・ムレのインタビュー

シクロクロスのフランスチャンピオン、Francis Mourey のインタビュー

http://www.lequipe.fr/Cyclisme/breves2008/20081028_122914_mourey-un-travail-de-fond_Dev.html




フランスデジューのチームメートたちがバカンス入りしても、
フランシス・ムレはシーズン終わりに自転車を仕舞わなかった。
シクロクロススペシャリスト、3度フランス・チャンピオンの地位を手にした彼は今もある意味成功を収めている。
第1、2回戦ワールドカップに11位、8位の成績。
成績を積み上げていくことによって結果がでるこの競技で、彼は目標を冬に定める。
2月1日に行われる世界選手権だ。
その大会において、この2年間、彼は成績を残せていない(2007年トレーニング中の落車、2008年はコースで落車)
だが彼はモチベーションを下げてはいない。









フランシス・ムレ、日曜日のチェコのTaborで行われたワールドカップ2回戦はどんな感じでした?

レースをしたって感じだ。始まってすぐ、10人ぐらいの選手が団子状態になった。
3、4人で競っていた。ゴールまで2周の地点で、Niels Albert が前に出た。
10秒ぐらいそのままにしていたら、彼はそのまま行ってしまった。
首位から30秒程遅れて8位で終わった。
でもいい結果だった。10位内に入ったんだ。
でもまだレース終盤でパワーがなかった。1時間最高の状態を保つことができたらなぁ。


それは心配?

いいや。1か月前にブエルタから帰ってきたばかりだ。今シーズンはグランツアーに出場してみた。
ブエルタは今年が初挑戦だった。
自分にとってものすごく責任感のある仕事だった。アシストの役割をたくさんしたよ。
あたらしいやり方でシクロクロスの準備をしてみたかったんだ。
でも今のところ、まだ疲労から回復途中なんだ。
11月のトレーニングで調子を上げていきたいよ。


冬の目標は?

ワールドカップは10回戦のうち8回戦に出場する予定だ。
Koksijde (11月29日) と Zolder(12月26日)のには出場しない。
目標はポディウム入り。世界選手権に向けてできるだけポイントを稼いでいい位置にいたい。


2月1日のHoogerheideの世界選手権のことをもう考えてます?

自分が世界一の座を目指して5年になる。
世界選手権の日に自分のコンディションが100%に達するようにために冬をすごすのが目標。
周回コースについて、実はあまり知らないんだ。
この6〜7年、このワールドカップの1回1回もどうにかやっている。
毎回、コースは世界選手権の1週間前に作られるから、新鮮な気持ち賭ける方がいい。
コースはぬかるんでいる傾向が強いけど、道が乾いていて、スピードが出せる方が自分は好きだな。


この冬、危険なライバルはもう、特定できてますか?

もちろんベルギー人たちは要注意だよ。
Sven Nys (2005の世界選手権王者)をはじめとして Niels Albertとか。
彼らはシクロクロスのレースしか走っていない。だから彼らはシーズン始めから100%なんだよ。
彼らはワールドカップ、第一回戦、2回戦を制したばかりだ。彼らは冬の間中、レースに出ている。
まさにシクロクロスのたまものだね。









あなたはすでに国内で4回チャンピオンに、そして10月12日に行われたMontrevel-en-Bresse での第一回戦も制しましたね。フランス国内のライバルは?

他の選手たちより存在感が大きいことは確かかもしれない。11月23日のCreusotでの第二回戦も勝つつもりだ。
でもそのつどコースに名を連ねたいと思っている。国内の大会を尊重しているんだ。コンディションも保てるし。
それに大会はChainel, Duval, Lopez や Labbeといった選手たちで若返りもしている。









フランスデジューのチームではどのようなサポートを受けてますか?

自分は本当についてると思う。何故ならチーム全体からシクロクロスは別の立場に置かれているから。
フランスデジューには2人の監督がいるんだけど、自分の家のすぐ隣に住んでいるんだ。
最低でもチームの半分の選手たちはシクロクロスを冬やっているしね。
観客と他の関係もできるし、1時間で特別な仕事をしているんだ。
11月の実習では、いつもシクロクロスがある。
それに Marc Madiot は本当によく選手たちの世話をみてくれる。
他のチームにもシクロクロスをやってる選手たちがいるけど、
でもMarcは、冬の間ずっとコースの脇に立っているよ。

※Marc Madiot・・・1997年のフランスデジュー設立からずっとスポーツディレクター
元選手 http://www.marcaurel.perso.cegetel.net/cadre.htm