優勝したフィリップ・ジルベールの言葉

http://www.lequipe.fr/Cyclisme/breves2008/20081012_190554_gilbert-pas-un-adieu_Dev.html

先日のパリ・トゥールを制した、フィリップ・ジルベールの言葉



5月にマルク(マディオ、フランスデジューのスポーツディレクター)と約束したんだ。
チームを去る前に大きな大会で優勝するってね。

いくつか機会はあった。でもしょっと失敗気味だった。
ツールドフランスではステージ2位までだったし、ブエルタでもね。
今朝、「これが最後のチャンスだ」そう自分自身に言い聞かせた。

でも今日は風がなかったから、スタートは厳しいと思った。
クイックステップリクイガスがレースをがっちり支配しようとしてた。

ドラージュが先頭集団に躍り出たとき、彼の後を追おうとした。
彼を信じていたんだ。

それからポッツァートがアタックをしかけて、それを追った。
でもフレイレもいたから、交代はできなかった。

最後のくぼ地では、あと150メートルしかなかったから、また前に出た。
ミカエル(ドラージュ)にタイムトライアルのようにやってくれ、って頼んだ。
そのやり方は彼は知っている。(※なんだろう?)

チームのメンバーは信頼しているけど、でもブイグの選手について知らなかったんだ(Turgotのこと)
アチェンジを入れ替えて、差をつけた。
はじめはうまくいかなかったけど、ついには成功したんだ。

パリ−トゥール、それは偉大なクラシックレースなんだ。
そこには自分のあこがれていた選手たちが走る。
ボクは20歳の若さで、早くも走ることができたけど、
今、自分は経験を積んだ。レース展開もつかめるようになった。
失敗をせず、正しく走ることができるようになったんだ。

今朝、Jacky Durand と「勝てなくなって長いね」って冗談まじりに話していたんだ。
(5月のGP de Fayt-le-Francから)

ボクは96日中95日レースで走っていた。大変なしーずんだった。
多くの選手たちのように、自分も疲れている。
でも精神的にはへたっていない。

自分の前には、すばらしい年月がある。
これから、新たな1ページをめくることになるけど、
それは「またね!」であって「さようなら」じゃない。
マルクにそういったんだ。いつか将来でまた、それぞれの道が再び交差することがあるだろうって。



3位のSébastien Turgot (ブイグテレコム)のコメント

優勝するつもりで走ってたから、3位の成績に満足してるわけないけど、
でもジルベールのような選手と渡り合えたから、後悔はしていない。
8月から、だんだん調子がよくなってきているのを感じている。
シーズンをいい形で終えられた。


http://www.cyclingnews.com/road/2008/oct08/paristours08/?id=results
CNのリザルト