トラックの内側と、女子の正体

おとついから酷くなってきた風邪でノックダウン。
午前中はずっと寝てました><
でも、おかげで今ようやく元気になってきた?




ゲント6日間が行われる「KUIPKE」
ネーミングは「KUIP」でボール(あの料理したりする方ね)
つまり、いわば「ボールちゃん」








全長167mのトラック、
はじめて目にして思ったのは「うわっ!小さい!!」
ウッディーなトラックはものすごくコンパクトな感じ

しかもコーナーがおそろしく急。
昔フランドル一周のゴール地点がこのKUIPKEだったころ(1942〜44)
この急なコーナーやトラックへ上る斜面のせいで、先頭で入ってきた選手がそのまま優勝。
ゴールスプリントにはなりえなかったという・・・








もう、これは『壁』の領域では・・・
ビンディングシューズでよじのぼるなんて、不可能じゃない?
と思われるこの斜度の急さ!!!









コーナーを陣取ったら、同じメーカーのカメラを持つおじさん&若者に遭遇。
お互いのカメラをみていることに気付き、ウインクしあう。
おじさんの方はごっつい望遠(いいなぁ〜)
世界に広がるニ○ンユーザー








でもそのあたりで、
2日目、前座ともいえる若い子たちの(U23)UIVカップで大落車が発生。

バタン!ガラガラガラ

凄い音とともに「ギャー!」悲鳴と緊張感がこのドームを包んだ。



一瞬「カメラを」と思ったものの、
思わず手をひっこめた。
あまりの緊迫感、緊張感。
人としてうつすのは間違っている、そんな感じ。


ドーム全体が一瞬、物音ひとつしない緊張感に覆われた気がした・・










2006年、このKUIPKEで
イサーク・ガルベスがDimitri De Fauwとレース激突、病院に向かう救急車の中で息を引き取った。
そしてそのゲント生まれのDe Fauwも事故によってうつ病に。2009年11月自ら命を絶った。
そんな悲劇があった場所だったのですね。








事故後の検査は入念に。
ロープをたらして1mmずつやってる感じ












「あの辺が・・・」無事だった若者選手達が集まっていろいろ言い合ってる様子。









これはトラックの内側で見ていたときのことだったのですが、

ゲントではトラックの内側に入れる?

本来安いチケットのみ特記されていた気がするのですが、
わりにいいBタイプのチケットを(2日目)持っていても入れました。
そのへんよく分からないー!
席案内のおじさんが入れてくれただけかもしれないけど・・


そして内側は

女子割合、この手のレースの割に高い?

5〜8人に1人ぐらいの割合でしょうか?
もちろん、誰かと一緒にきている感じの女性ばかりでしたが、
ちょっとほっとする要素があって。。
年配の方だけじゃなくて、若い子もちらほら。
ちょっと気楽!










ともかく落車が起こって、ジャージがはだけた若者選手がわらわら通路を降りて行く・・・

そしてその時、内側女子の正体を知ったのでした。

ああ、彼女さんだったのね。

彼女、だけじゃなくて女友達、男友達っぽい人たちに取り巻かれて去っていく若者選手たち。
その女の子たちを見ると、なるほど、ちゃんと可愛くしてる・・・
でもギラギラだったり、浮いた感じは全くなくて(フランドル女子のお洒落全体に言えるんだけど)
好感度高い☆





落車でベルギー人ペアのJochen Deweerが重傷っぽく、肋骨骨折?
階段で男友達に取り囲まれて、必死に降りていくところをすれ違ったのでした。
痛そう〜〜〜〜〜〜〜><










ブース(小部屋?)を与えられない若者選手達は、プライバシーの無い状態。
アップもダウンも食事中も(というかアップしながらモノを食う、ダウンしながらモノを食う)
全くの見世物状態。おじさんたちに取り囲まれ
かといってサイン攻めにあうわけでもなく、淡々と

通路で着替えしてる選手も目撃してしまった。ギャーーーっ
もうちょっと何かしら場所を与えてあげてもいいのかな、とも思うケド
帰る時も自ら自転車かかえてひっそり退場する感じ。
そうやって、いつかは強くなっていくんだね!












延々インタビューを受け続けてるケイセ。





ぽけーっとしてると、横をラスムッセンが通って行く・・・







そんなKUIPKEのトラック内側でした。
大人のレースが始まると、満員列車状態><
人の頭しか見えなくなったので、席に移動しました。