ブエルタ第7ステージ

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http://www.lequipe.fr/Cyclisme/breves2009/20090905_174557_cancellara-ecrase-tout.html



ヴァレンシアのタイムトライアルの優勝候補、 Fabian Cancellara は失望することがなかった。
スイス人はミラーに32秒差、マイヨオロを取り戻した。

すでに第64回ブエルタの第1ステージ、タイムトライアル4 kmを制したFabian Cancellara (Saxo Bank)
彼は土曜日のヴァレンシアでのタイムトライアル30㎞でも、力の限りペダルを踏んで他を圧倒、
この第7ステージは一部分F1のコースを使ったものだった。
雨降る中、36'41"でサクソバンクのスイス人は後半さらにスピードアップ、
イギリス人 David Millar (Garmin)に32秒差、
そして世界チャンピオンタイトルのドイツ人 Bert Grabsch (Columbia)に36秒リードをつけた。

カンチェ

一番の難点は、もちろん気象条件だった。
ヴァレンシアでは、ルートをさらに危険にするような雨はあまりふらないものだ。
でもモチベーションは高かった。
ヴァレンシアと言えば、アメリカ杯(ヨットレース)のAlinghiだ。

注 2007のアメリカ杯でスイスのチームAlinghiは攻防戦の末勝利を手にした

それに、このサーキットで、F1と同じぐらいの速さで走ろうと頑張ったんだ。

☆カンチェ、F1と競ってたのね。やっぱりレベルが違う!





このブエルタでの本当のタイムトライアルは、スペシャリストの争いとなった。
総合優勝候補は6位にやっと登場。

それは Samuel Sanchezで、カンチェから47秒差。
エウスカルテルのリーダーは総合トップ10入り(9位)カンチェと1分20秒差。

このステージで1分以上カンチェとは差がついたものの (+1'02"
Cadel Evans も総合6位に登場。
Alejandro Valverdeはエヴァンスとたった3秒差で7位。
Alexandre Vinokourov (Astana) は15位に後退。1'12".



マイヨオロに手が届きそうで届かなかったTom Boonen (Quick Step)は
かなりハードな落車をした。
彼は11位、1'03''差。
だがタイムトライアルで大きく上達したことを証明してみせた


ただ一人、タイムトライアルで困難だったリーダーは Ivan Basso (36e)。
彼のタイムトライアルでの限界を見せて、カンチェラーラと1'43"差。他の優勝候補と40秒差がついた。
Schleck兄弟は2分遅れ (Andy 42位 2'02", Franck, 57位 2'22"

フランス人では、世界選手権フランス代表に選ばれたChristophe Riblonの活躍が光った。
AG2Rの選手は8位、53秒差。
日曜日はクライマーのためのステージ、Aitanaでの初の山頂ゴールだ。